10月22日(土)に発行された復興釜石新聞第37号。

釜石新聞
 1面は、東日本大震災の津波で岸壁に乗り上げていた船が10月20日、約7カ月ぶりに大型起重機船に吊り上げられ海に戻った記事を掲載。
 船は元パナマ船籍の貨物船、アジア・シンフォニー(4724トン)
 貨物船は両舷4区画に32本のワイヤーロープで大型起重機船のクレーンと接続。
 20日午前9時ごろ、貨物船は宙に浮いて岸壁から離れ、午前9時半ごろ、海に戻った
 関係者によると、貨物船は公的検査を経て、解体業で船を買い取ったフルサワ(広島県江田島市)本社工場に曳航する。

釜石新聞
 2面は、釜石市立甲子中学校の1年生52人が、2日間にわたって古来の製鉄技法・たたらを体験した記事を掲載。
 たたら製鉄体験は釜石市甲子町大橋の旧釜石鉱山事務所前広場で行われ、市教育委員会の森一欽さんが指導。
 原料は釜石鉱山が提供した磁鉄鉱10キロのほか、木炭20キロ、石灰1キロを使用。
 初日は耐火レンガで炉を造り、2日目は3つの材料を10回ずつに分けて炉に投入。
 ケラ(鉄分のかたまり)の抽出を目指した。

釜石新聞
 3面は、藤枝宏さんのフォトエッセー・かまいし便りのほか、お知らせの記事を掲載。
 震災後、営業を再開した店舗の広告も掲載されている。
 釜石市の目抜き通りにあるホテルサンルートは、10月15日から婚礼、各種宴会、法要の受付を開始
 12月から宴会場の営業を再開する

釜石新聞
 4面は、釜石市からのお知らせのほか、復興便りを掲載。
 同市では、被災した事業者の事業再開の支援と雇用の確保市民の買い物の利便性向上などのため、国の支援のもと、市内11カ所に仮設の店舗や事業所を設置する。
 今回は、以前番組でも紹介した釜石市天神町の復興天神15商店街のほか、鵜住居町の鵜(う~の)!はまなす商店街日建リース工業内企業団地松原町の松原地区仮設事務所(いずれも通称名)の店舗と事務所を掲載。

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