10月5日(水)に発行された復興釜石新聞第32号 
釜石新聞
 1面は、改選後の釜石市議会定例会が3日に開かれ、野田武則市長が「復興まちづくりの取り組み」について報告した記事のほか、10月1日から全国でスタートした赤い羽根共同募金運動の活動を掲載。
 初日は市内3カ所で民生委員約70人が立ち、買い物客に協力を呼びかけた。
 釜石市ではここ数年約800万円の善意が寄せられており、このうち約600万円は戸別募金
 大震災の影響は戸別募金の実施が難しくなったことから、目標額は100円にとどめた。
 
釜石新聞
 2面は、被災した大渡町から海側の市街地(目抜き通り)が冠水した記事を掲載。
 記事掲載時の9月30日、目抜き通りの県道釜石港線は午後4時半ごろから6時まで通行止め規制が行われ、車は警察の誘導で裏通りの市道を迂回するよう誘導された。
 釜石市の気象予報士・佐々木道典さんは……、
 
「沿岸地域は(大震災で)地盤が沈下している。浸水は今後も繰り返され、今月末も発生するかもしれない」
 
 ……と注意を呼びかけている。
 
釜石新聞
 3面は、釜石市鈴子町のシープラザ遊で開かれた被災地支援イベント「夢 元気 ふれあいフェスタ」を掲載
 同イベントは富山県富山市のNPO法人全国元気まちづくり機構(野尻博理理事長)が震災後に立ち上げた「笑顔を明日の力にプロジェクト」が企画
 大道芸フェスタや復興支援歌謡コンサートなど多彩な内容で被災地に笑顔を広げた。
 野尻さんは……、
 
「笑顔こそが被災地のみなさんの明日をつくっていくんじゃないかと感じた。今後は三陸沿岸の仲間を集めて未来を語る復興サミットもできれば」
 
 ……と話した。
 
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