10月1日(土)に発行された復興釜石新聞第31号 
釜石新聞
 1面は、釜石高校と釜石商工高校の生徒が釜石市の復興プランに向けた意見交換会の記事を掲載。
 生徒会の役員ら計25人が出席。
 釜石高の生徒は……、
 
「通学で利用するバスの利便性確保」
「商業施設の充実」
「津波避難対策の強化」

 
 ……など。
 釜石商工高の生徒は……、
 
「交通機関の整備」
「水産業などの産業振興」
「若者が楽しめる施設や魅力ある店舗」

 
 ……などを求め、これらの意見書を野田武則市長に手渡した。
 市復興まちづくり委員会アドバイザーで、意見交換会の進行役を務めた東京大学社会科学研究所の玄田有史教授は……、
 
「今の苦しさを乗り越えることが本当の希望につながる」
 
 ……などとアドバイスした。
 
釜石新聞
 2面は、津波で被災した釜石東中学校にオランダ総領事館から支援物資が贈られた記事を掲載。
 同領事館は大阪市にあり、同市が釜石市に職員を派遣している縁で実現した。
 支援物資はプロジェクターやスクリーン、野球用ネット、ベースマット・ピン、体重計(柔道部)
 領事館からは……、
 
「直接的な形でオランダの人々の気持ちを日本の被災者に届けることができる。生徒たちがオランダに興味を持ち、学んでくれるきっかけになれば」
 
 ……とのメッセージが寄せられた。
 プロジェクターは11月3日に行われる文化祭で使用
 3年生は大阪市の受け入れ支援で10月4日から7日まで修学旅行へ行き、大阪市長への表敬訪問の際に支援へのお礼を伝える
 
釜石新聞
 3面は、津波で店を流された美容師らが働く復興美容室「絆」が釜石市大渡町にオープンした記事を掲載。
 「絆」は被災した美容師の支援活動を展開する盛岡市のNPO法人FEEL東日本大震災美容復興支援会が運営するプロジェクト。
 釜石店は大船渡市に次いで2店目
 釜石店は釜石市大町の美容室VIVAを経営していた店長の片桐浩一さんと同市鵜住居町の佐々木久子さん、大槌町上町のビューティーサロンラブの新田たみ子さんの3人でスタート
 初日は東京の青山周辺で働く美容師7人も応援にかけつけた。
 片桐さんは……、
 
「美容師として働ける場所を提供していただき感謝している。待っているお客さんにこたえ、自分たちの生活を立て直す一歩にして頑張りたい」
 
 ……と気持ちを新たにした。
 
T-チバ☆