9月14日(水)に発行された復興釜石新聞第26号。
 震災から半年、新聞創刊から3カ月が過ぎました。
 
釜石新聞
 1面は、11日に投開票が行われた釜石市議会議員選挙の記事を掲載。
 定員20人に対し、22人が立候補。
 現職議員17人、新人3人が当選した。
 投票率は68・11%で過去最低だった前回の72・33%を4・22ポイント下回った。
 
釜石新聞
 2面は、大震災の津波で亡くなった郷土史研究家・昆勇郎さん(享年83歳)の歴史関連資料を遺族が釜石市に寄贈した記事を掲載。
 資料は、昆さんが執筆に携わった「艦砲戦災誌」などの書籍と本の執筆のために集めた資料や手紙、講演会のレジュメなど。
 中には、明治29年の三陸大津波を特集した「風俗画報」の原本や昭和40年代に艦砲射撃体験者から聞いた話を記したノートなど、貴重な資料も含まれているという。
 昆さんは、釜石市職員として主に文化関連の仕事に従事し「釜石市誌」の編さんにも携わった。
 退職後は鉄の歴史館の初代館長を務めたほか、市民向けの歴史講座の講師や歴史書の執筆活動を行い、特に津波や艦砲射撃の調査・研究に力を入れていた。
 市は、来年早々にも昆さんの企画展を開き、寄贈された資料を一般に公開する予定。
 
釜石新聞
 3面は、釜石市からのお知らせ。
 4面は、震災から半年の9月11日の出来事を掲載。
 地震が発生した午後2時46分にサイレンが鳴り渡ると、それぞれの地域で市民らが黙とう、合掌して犠牲者をしのんだ。
 鈴子町のシープラザ遊では唐丹町本郷の桜舞太鼓が鎮魂の演奏を披露。
 熱いエネルギーを内に秘めながら、絶えぬ脈動を表現した。  
T-チバ☆