9月10日(土)に発行された復興釜石新聞第25号。
 
釜石新聞
 1面は、11日に行われる(行われた)トリプル選挙(市議会議員、県議会議員、知事)の詳細のほか、釜石地域の防災関係機関情報連絡会の記事も掲載。
 野田市長や県沿岸広域振興局、消防、警察、海上保安部、自衛隊、三陸国道事務所釜石維持出張所、釜石港湾事務所、社会福祉協議会などの代表者が出席した。
 釜石警察署は……、
 
「大規模な県外の応援派遣を受けて治安を維持している。犯罪は増えていないが、被災住宅を狙うなど窃盗、避難生活によるストレスの影響と思われる傷害事案はある。交通事故では物損が前年同期の57%増、人身もやや増えている。今後は仮設住宅の巡回を強化する」
 
 ……と伝えた。
 外からのボランティアの受け入れは、がれきの撤去作業が大半。
 社会福祉協議会は……
 
「(高度な対応が可能な)自衛隊と一般との能力(作業内容、地域)を見極めた振り分けが必要。その調整を市にお願いしたい」
 
 ……と要望した。
 
釜石新聞
 2面は、釜石シーウェイブスが今季の公式戦ジャージー(※新聞ではジャージではなくジャージーと表記)を発表した記事を掲載。
 脇腹と肩に「トップリーグへの道」「復興への道」をイメージした黄色と赤のラインを入れるなど、震災復興への思いを重ねて開幕に臨む。
 スポンサー企業は昨季の11社から16社に増えた。
 
 ニールソン武蓮伝選手は……、
「応援してくれる人を思い、自分ができるプレーを出し切りたい」
 小原義巧選手は……、
「ラグビーができることに感謝し、喜びを前面にプレーを」
 
 ……と震災後の特別なシーズンに臨む決意を述べた。
 
釜石新聞
 3面は、やっぺしFMでもインタビューした釜石市の写真家・菊地信平さんの写真展を掲載。
 菊地さんは写真館を経営していたが、津波で自宅と写真館も被害にあったが……、
 
「震災直後はみんな大変な状況だったが、自分も被災者で避難所の中にいたからこそ撮れた写真も多い。一人でも多くの人に見てもらいたい」
 
 ……と話す。
 写真展では津波発生直後の3月11日午後3時11分から撮影した釜石市只越町、夜を迎えた避難所の様子、8月10日に避難所を出るまでの5ヵ月間に写真4万枚を撮影。
 その中から200枚を選び、鈴子町のシープラザ遊で9月5日から11日まで展示。
 開催中は多くの市民が訪れていました。  
T-チバ☆