9月3日(土)に発行された復興釜石新聞第23号。

 

釜石新聞
 1面は、県議選釜石選挙区の立候補者第一声と4日に公示される釜石市議選の記事を掲載。

 このほか、大船渡市のマイヤなど東北4県のスーパーマーケットなどでつくる共同出資会社「株式会社マークス」が、釜石市の4校に義援金160万円を寄付した記事も掲載。

 マイヤ釜石店の遠藤正店長、サンパルク店の沢口悦男店長が市教育委員会を訪れ……

 

「子どもは宝といいます。子どもが元気なら、私たちが救われますから」
 

 ……と久喜真教育次長に義援金を託した。

 久喜次長は今年11月までに被災した小中学校の仮設校舎を建設することを伝えたうえで……

 

「義援金は児童、生徒のために役立てます」

 

 ……と感謝した。
 

釜石新聞
 2面は、釜石港にサンマ40トンが水揚げした記事を掲載。

 水揚げしたのは、石巻港所属の大型サンマ漁船「第2大慶丸」

 北海道東岸、花咲港沖の漁場から27時間かけて釜石まで運んだ。

 魚の約8割は160グラム以上の大型。1キロの入札価格は高値310円、安値260円。漁労長の浅野修さんは……

 

「船は津波で岸壁に打ち上げられ、船底などを損傷したが、エンジンや通信機器などの心臓部は無事で、塩釜港で修理した。震災後も仕事があるから、いつもより気合が入っている。今後3カ月が勝負」

 

 ……と語った。
 

釜石新聞
 3面は、釜石市甲子町洞泉の創作農家レストランこすもすの敷地内に、ピザやパンが焼ける石窯を造っている記事を掲載。

 石窯造りの指導にあたっているのは、神奈川県葉山町の本間・フィル・キャッシュマンさん。

 フィルさんは、パーマカルチャー(自然と調和した循環型の暮らしを築くためのスタイル)のデザインや設計をしており、農業や庭造りなどの分野でそのノウハウを提供している。

 石窯の土台の大きさは1・8メートル×1・6メートル。

 耐火レンガ約350個で80センチ×90センチ、高さ40センチのドーム型の窯を造る。

 

 フィルさんは……
 

「この窯で焼くパンの味は格別。9月までに仕上げ作業を行い、10月までには火入れ式をしたい」

 

 ……と話す。

 

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