2011年9月6日。
津波で被災した釜石市唐丹町にある唐丹小学校と唐丹中学校。
この二つの学校が合同で運動会を開いた。
「唐丹復興 第一回 唐丹小中運動会」
ここに開幕……。
と言う事で、今回は10月2日の「唐丹の日」を前倒しするかたちで、唐丹小学校・唐丹中学校・唐丹児童館・唐丹駐在所連絡協議会が開きました。
開催した場所は釜石市平田にある平田野球場。
唐丹が津波で被災した為、今回は野球場を使っての運動会。
かつて唐丹は集落ごとに集まり、各地域で競技を競っていた。
その唐丹の運動会を今回は再現したと言う訳。
応援席に居る父兄の方々も各集落ごとに集まり、和気藹々と話をしながら子供達を応援していましたよ♪
中学校生徒会と小学校児童会は各々でスローガンを掲げて運動会に臨んでいました。
小学校と中学校は、紅組と白組の小中混合チーム。
各学年ごとのオリジナル競技や、組体操、騎馬戦やリレーと言った定番な競技も行い、児童達は中学生の先輩達を一生懸命に応援していました。
中学生達は児童達を纏めたり、各競技のスタッフとなって運営をサポート。
皆で作る運動会を見ながら、何所か懐かしさを感じていましたね。
大人達の運動会は、綱引きやムカデ競争などなど。
実は参加者も知らなかったサプライズがあったりしました!!
そのサプライズとは……。
大阪府警の飛び入り参加!!!!
最初は少人数参加だったのですが、後から続々と府警の方々が集合!
最後は綱引きにも参加。
決勝まで行ったのですが、漁師を営む方々の前では敗れてしました(苦笑
府警の方々も、地域の皆様も本当に楽しそうに競技をしていました!!
しかし、やっぱり漁師。
体力と鍛え方が違うなぁーと、本当に実感しましたです。
ムカデ競争が終わった後に府警の方々にお話を聞きました!
「やっぱり、大阪らしくオチはつけないと!」
……流石です(笑
詳しいインタビューは番組で放送しますのでお楽しみに♪
そして、運動会に合わせて炊き出しを行ってくれた団体が居ました。
平泉あるこう会の方々です。
実は釜石にも同じ様な団体があるのですが、その繋がりで今回の炊き出しを行ってくれたとの事。
本当にありがたいですね(涙)
その時に珍しいものがありました。
『爆弾』と言われるお菓子。
特別な機会で火を当てながらクルクルと回し、中の圧力を上げて作る機械なのですが、入れている原材料がお米!
それを膨らませて、砂糖水と合わせて作るお菓子なのですが、コレが迫力満点!!
膨らませたお米を取り出す時に、圧力の溜まった機械から空気を取り出すのですが、その時の音が『爆弾』と言われる由縁。
簡単に言うとドラえもんの空気砲みたいなモノなのですが、その音が大砲を打ってるかの如く、物凄い爆音が出てきます。
アレを聞いたら、絶対に忘れられない(笑
そうそう、忘れる所でした。
今の運動会って、僕達が使っていた『天国と地獄』と言った音楽では無くて、AKB48とかの最近のダンスビート系なんですねぇ。
ちょっとしたジェネレーションギャップを感じてしまいました(苦笑
そんな訳で、平田野球場で行われた「唐丹復興 第一回 唐丹小中運動会」。
結論から言ってしまうと、「みんな楽しそうだった」と括ってしまえるぐらいに笑い声が響いていました。
応援席からは自分の子供を応援する家族。
児童・生徒席からは太鼓を使った応援。
自分のチームの為に競技をこなす選手。
皆が皆、本当に楽しそうでした。
よさこいやソーランの披露もありました。
亡くなった方々への想いも込め、全力で披露してくれた生徒と先生たち。
その想いは絶対に届いてたと思います。
取材と言う時間を忘れて、一緒に楽しんでしまった僕達がいるのですからね♪
以上、「唐丹復興 第一回 唐丹小中運動会」レポートでした!!
大阪府警さん。
唐丹小学校の校長先生。
唐丹中学校の校長先生
ムカデ競争!
ちゃんとオチを付けてくれるあたりは流石です(笑
出場と日頃の感謝を込めて贈り物をしたら、敬礼をもって返して下さいました♪
綱引きのトーナメント。
なんと、土に書いて行っていましたよ!!
爆弾!!
小学校と中学校のソーラン!!
パン食い競争と仲良しなんだ!
因みに、加えるのはお菓子とかうまい棒でした♪
手は使わないでちゃんと口だけで取りましたっ!!
リレー頑張りましたっ!!
『唐丹に元気と笑顔を届けよう』
校長先生や地域の方が仰っていました。
沢山の元気をもらったと……。
中学生がソーランを踊っている時、小学生も皆で踊っていました。
皆は一つだなって、嬉しくなりました♪
みきさー