8月24日(水)に発行された復興釜石新聞第20号。

 

釜石新聞
 1面は、東京の総合設計事務所・日建設計が、釜石市へ震災後の街の様子を再現した釜石市街地津波浸水立体模型図(縮尺3000分の1)を寄贈した記事を掲載。

 模型図は同社の有志約10人が、自主的に被災状況を調査し、制作。

 浸水地域や土砂災害危険区域などを色分けし、土地の高低差や山道もわかりやすく立体的に表現している。

 野田武則市長は……

 

「地形のイメージがしやすく、復興への議論を交わす際に便利。ワークショップや住民懇談会などで活用させていただく」

 

 ……と感謝した。

 このほか、9月11日のトリプル選挙(県知事選、県議選、市議会選)に伴い、市選挙管理委員会では初めて期日前投票所を2カ所(市役所第5庁舎、市教育センター)に設置する記事も掲載。
 

釜石新聞
 2面は、津波で被災した釜石市鵜住居町の日向ライナーズスポーツ少年団に、東京の不動産販売4社(すみしん不動産、中央三井信不動産、三菱UFJ不動産販売、みずほ信不動産販売)の野球部が野球用具(グラブ11個、バッド2本、ボール2ダース)を寄贈した記事を掲載。

 7月にボランティア活動で鵜住居町を訪れたみずほ信営業推進部の中村賢治副部長は、野球用具の寄贈を思いついた。

 日向ライナーズの練習場の日向グラウンドには、津波で家屋や車が流れ込み、がれきの山となった。

 野球用具を入れていた倉庫も浸水。

 グラウンドは6月中旬に復旧、現在は月曜日以外毎日練習に励んでいる。

 3年生の沼崎壱君は……

 

「新品がいっぱい来てうれしい。県大会で優勝したい」

 

 ……と笑顔で話した。

 

釜石新聞
 3面は、釜石商工会議所が情報サイト「釜石お店なう」を立ち上げた記事を掲載。

 釜石お店なうは、地域の小売業やサービス業を中心に、既存の場所で再開した店、移転して営業を再開した店、仮設店舗で営業を再開する店、大きな被害はなく営業している店―の営業情報をリアルタイムで伝える。

 8月24日現在、震災後から営業している店を中心に40件ほどの情報を掲載しており、今後、移転や仮設店舗で営業を再開する店の情報を拡充する。

 

 釜石なうのアドレスは → http://kamaishi-town.com/ ← 釜石なう
 

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