遅れながらで申し訳ないです。
13日の放送はいかがだったでしょうか?
中継は、釜石市鈴子町のシープラザ釜石とシープラザ遊の間にある広場から、ジャズのフリーライブの様子を送りました。
メンバーは岡淳(おか・まこと)さん(サックス)、小山道之さん(ギター)、俵山昌之さん(ベース)、久米雅之さん(ドラムス)。
いずれのメンバーもジャズ界では一流のミュージシャンです。
中継時はライブ演奏中にもかかわらず、岡さんがインタビューに応じてくれました。
岡さんは「私達の演奏で少しでも喜び、楽しみ、お役に立てるならこの活動は続けていきたい」などと話していました。
通常のライブならありえないライブ中のインタビューでしたが、さすがジャズミュージシャン。
インタビュー中はギターソロなどで他のメンバーが演奏を続けていました。
ありがとうございました。
「ジャズ・フォー東北」は、東北に生のジャズを届けよう!というコンセプトのもと、ジャズミュージシャンのライブを聴いていただき、被災者の皆様に少しでも笑顔や安らぎ、温もりが生まれたら―という思いからスタートしたプロジェクトです。
同プロジェクトは、代表のドラマー・広瀬潤次さんが友人の池崎ミキさんから「もうそろそろ音楽を聴いてもらう活動をこっちでも出来ないかな」と相談され、いつも一緒に演奏しているメンバーらに声をかけたところ、何かをしたいと思っていたメンバーが賛同。
スケジュールの合う人から順次被災地で演奏することになったそうです。
ちなみに同プロジェクトの活動資金は、皆様の協力(カンパ)で成り立っています。
今後も活動を続けていくそうなので、同プロジェクトに興味がある方、協力したい方はジャズ・フォー東北のホームページ(http://www.jazzfortohoku.com)を見て下さい。
ここからは、ライブリポートです。
13日午後0時半ごろから大槌町のまごころ食堂臼澤でライブを行ったメンバーは、午後3時から釜石市鈴子町のシープラザの広場でライブスタート・・・のはずでしたが、2時50分になってもメンバーが現れない!
関係者に確認してもらったら、渋滞に巻き込まれて到着が遅れているとのこと。
中継がもうすぐ始まるのにどうしよう?
……と不安になっていると、3時前にメンバーが到着。
個人的にもホッとする。
関係者らにあいさつを済ませたメンバーは、特設テントの中であっという間に楽器をセッティングして、到着から10分後の午後3時10分にライブスタート。
音を聞きつけた人々が次々ステージ前に集まってくる。
岡さんがサックスソロを終えると、私は岡さんに身振り手振りでインタビューOKの確認をとり、ステージ脇で演奏中のインタビューを行いました。
インタビューを終えると、再びステージに戻った岡さんはクールなサックスを響かせていました。
この日にライブは2部構成で行われ、1部は「CantaloupeIsland」「Stardust」などジャズの名曲全5曲を演奏。
観客はメンバーのソロ演奏や曲が終わるたびに大きな拍手を送っていました。
サックス・岡淳さん
ギター・小山道之さん
ベース・俵山昌之さん
ドラムス・久米雅之さん
演奏に聞き入る観客
休憩兼マスコミへのインタビューを終えたメンバーは、午後4時半から第2部の演奏を開始。
と、ここで岡さんが「何かリクエストはありますか?」と観客へ問いかける。
まさかのリクエストタイムか?
本当にリクエストしたら演奏してくれるのか?
と不安になりながらも私(T-チバ☆)が個人的に一番好きなジャズの名曲「(Horace Silverの)Song For My Fatherできますか?」とリクエストしたところ、岡さんは「OK!やりましょう」とあっさり言い、メンバーと何かを確認してすぐ演奏を始めた。
私は思わず「おー」と歓声を上げてしまった。
原曲はピアノがメーンになっている曲なのだが、ピアノなしのカルテットで曲を成立させていることに嬉しくなり、感動して歓声を上げてしまった。
その後もリクエストに応え「My Favorite Things」、「Fly Me To The Moon」(釜石支局みきさーリクエスト)、「Milestone」をカルテットで演奏。
岡さんも「1部より盛り上がったかも」と話していました。
ライブは午後5時で終了。
釜石地域でジャズバンドの生演奏を聴く機会がなかったので、とても楽しむことができました。
「ジャズって本当に素晴らしいですね♪」
T-チバ☆