鎌ヶ谷音楽学院のブログにお越し下さり
ありがとうございます!
年の瀬を感じるように
朝、テレビから
ベートーヴェンの第九が
鳴っていました。
合唱が始まると、
私の頭の中で
カタカナのドイツ語が
どんどん出てくるのです。
昔むかし・・・
20歳になってすぐの頃に
第九の合唱を歌う
機会に恵まれました。
そのしばらく後に
第九の歌詞の内容を
ドイツ語と共に
しっかり勉強しましたが
「初めて」
出会った時には
ふまじめで、
口パクにならぬよう~~
ひたすら
カタカナで
メロディーと共に
暗記していたのです。
そうすると・・・・
(ぼんやりとした
意味しかわかっていないため)
カタカナを唱えると、
メロディーがついてくるし、
メロイディーを歌う時には
カタカナがついてくる・・・
そんな状態でした。
でも、
落ち着いて考えると~
ちょっと時間をとって
その時に、
ドイツ語の意味
発音
詩の成り立ちを
ちょっと深掘りして~
歌っていたら
同じ「機会」を
数倍
有意義なものにできたろうに~~
と
残念に思います。
その後、
どんなにひとつひとつの
意味がわかり、
味わえるようになっても
ソレはソレ。
無意識でいると
カタカナが踊るばかり。
ああ~~~
せっかく若い時の
良い機会を
私は無駄にしたなあ~~
と思うことしきりです。
「若いうちに
さまざまな体験を
すると良い」
と
思っていますが、
その前に
その体験を
捕まえられる
土台、
意識の方向性?
を
どうしたら
作れるのか?
考えています。
大人・・・・
「親」であったり
「先生」であったりする
私たちが
ただ・・・
良さげな
「体験」
を
させてあげることは
割と簡単にできます。
大人の目で見て
「こんな体験を子供のころに
したかったなあ~」
を提示することは。
でも、
せっかくなら
それを
しっかりと
捕まえてくれたら~~~
と思う今日この頃です。
子どもにも
生徒さんにも、
「是非!」
という
「提示」
は
してみます。
それを捕まえたり、
捕まえられなかったりは、
個人差や個性で
なのかな?
と思っていましたが、
もう少していねいに
「提示」
する前に
その準備段階?を
踏まえると
変わったりするのです。
その証拠に
大人の生徒さんの場合、
いくつか「提示」すると
ご自身の
さまざまな体験から
それは〇〇~~ということ・・・
と言う風に、
それぞれに
大事な点を
解釈してゆかれるのです。
もちろん
10人十色で・・・。
そうした
経験値の少ない
お子さんにも
何か
水先案内が
出来るのか?
一方、
そこまで過保護に
する必要があるのだろうか?
とも・・・。
毎年、
自問自答する日々です。
「伝えたいこと」
を
「伝える」
「育てたいもの」
を
「育てる」
のは
ほんとうに
奥深いものです。
自分の反省や失敗から
さまざまな方法を
試行錯誤してみますが~~
むずかしいことです。
今日も
お読み下さり
ありがとうございました。
<m(__)m>
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