40代でデザイナーの水樹は
会社の服飾部門の徹底を告げられていた。
高校同級生の憲吾からデザイナーの道を
勧めてくれた恩師が余命短いと連絡が入る。
そして、憲吾から元恋人の信人の音信不通を
知らされる。
幼い頃から家族の様に育った水樹は
今も信人の事が忘れられない。
恩師と憲吾、信人の兄弟の今までが
明らかになっていく。
育った環境が貧しくても、辛くても
まわりの人々の支えで
二人は夢を叶える事ができ、
再会して変わらぬ想いを確かめる
優等生の憲吾と水樹を救った恩師、
障害を持つ弟、亡くなった兄
皆んな傷を持ちながら真っ直ぐに生きていく
真っ直ぐ毎日を生きることしか出来ないけど
それが一番の生き方だったんだと思った
あっという間に読み終え、
最初から最後まで良かった。