ポリープ退治ってこんな感じです(その1)。 | 落語・ミステリー(もしくは落語ミステリー)・映画・プロレス・野球・草バンド活動のよもやま話、やってます。好きな人だけ寄ってって。

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鎌田善和です。売れてない分時間はありますので、遅まきながらブログ始めました。記事は落語やミステリーが中心ですが、映画・野球・プロレス・草バンド活動(野球でいう草野球の事)もリストアップしておきます。気になる、興味がある、と思う人にだけ伝われば。

 おはようございます。鎌田です。ようやく退院ーというのは嘘で、すでに先週の土曜日の午後に退院してから4日経っています。でも、退院したからといってすぐにブログに取り掛かる気がしませんでした。何故、そうなったのか。

 その理由① 僕が入院したその日に、2年8か月以上の闘病を経た小林麻央さんが旅立たれてしまったこと。ご存じの通り、僕は普通に書いているつもりでも、どうも「面白く書こうとしてしまう」癖(ヘキ)があります。同じ病といっても麻央さんのと僕のとでは雲泥の差(もちろん、存在自体も雲泥以上の差がありますがね)です。ブログで自分が入院して手術したことを書くとなれば、僕はいつもの通りに書きたいことを書いてしまう。それって不謹慎ではないのかという自問自答というか、ある種の葛藤がありまして、なかなか書く気になれませんでした。

 その理由② たぶん術前は相当気を張っていたんでしょうね、それが緩んで、精神的に1種のバーンアウトみたいな状態になってしまったこと。声帯ポリープですからね、病自体も大したことはありませんし、手術だって開始から終了まで1時間にも満たない。もっとも、切除したポリープが病理検査に回されましたのでね、それが悪性という判断が下されたら大変ですが、それは今後の話で、とにかく手術自体はオオゴトではない。

 「日ごろの行いが悪いせいか、実は、入院して手術を受けるハメになってしまいました」

 「ええっ!(ここでかなり真剣な顔付きになって、恐る恐る)で、何処がお悪いのですか・・・」

 「声帯ポリープなんです」

 この僕の告白を聞いた瞬間、10人中9人までが 『なんだよ、大仰なことを言いやがって。声帯ポリープくらいで偉そうに言うんじゃねえよ』という顔付きになります。『声帯ポリープなんて病気のうちに入らないよ』とか『声帯ポリープ程度で何を言って居やがる』なんという声が聞こえそうです。僕は偉そうに言っているつもりも、大仰に(大げさに)言っているつもりもありませんが、聞いた人が勝手にそう思うんです。周りがそういう反応ですからね、僕も「大したことはない」「オオゴトに考える必要はない」と思って、入院が決定してから手術を受ける当日までの15日間を平静に過ごしてきたつもりでした。でも、元来が小心者ですからね、やっぱり緊張したり気を張ったりしていたんでしょうね。手術を終えて全身麻酔から醒めた瞬間に、一挙にその日までの疲れが噴き出しました。その辺りはあとでもう少し詳しく書こうと思っているんですが、全身麻酔が醒めてからベッドでほぼ身動きが出来ない2時間の苦痛ったらありませんでしたし、それが終わってからも延々と続く点滴で深く眠れない夜を過ごし、ホウホウノテイで退院して帰宅、その日と翌日の日曜日は疲れと寝不足でうたた寝をしたり起きたりで時間を過ごしましたから、月曜日には普段通りの体調に戻っていた筈なんですが、これがそうではない。とにかく気力が湧きません。会話をするのも厳禁(これは今月最後の日まで続きます)ですから、それも何らかの心理的な影響を及ぼしているのかもしれませんが、とにかくいわゆる”やる気”が出ない。ようやく今日になって、「せっかくこういう貴重な体験をしたんだし、特に僕は21年前にも同じ手術を受けているんだから、そういうのを情報として、今後同じ手術を受ける方々に伝えるべきなんじゃないかな」という気になって、パソコンに向かっている次第です。

 そんな訳ですから、今日はまだリハビリ期間ですので、このあたりで止めておきますね。たぶん明日から、入院から手術を経て退院までの一連のことを書くつもりです。では、今日のところはこれまで。