雀組ホエールズ第9回公演 イヌジニ-inujini- | 落語・ミステリー(もしくは落語ミステリー)・映画・プロレス・野球・草バンド活動のよもやま話、やってます。好きな人だけ寄ってって。

落語・ミステリー(もしくは落語ミステリー)・映画・プロレス・野球・草バンド活動のよもやま話、やってます。好きな人だけ寄ってって。

鎌田善和です。売れてない分時間はありますので、遅まきながらブログ始めました。記事は落語やミステリーが中心ですが、映画・野球・プロレス・草バンド活動(野球でいう草野球の事)もリストアップしておきます。気になる、興味がある、と思う人にだけ伝われば。

 あまりに久しぶりの更新ですので、いったい何時振りか忘れてしまいましたが、とにかく久々に長期離脱からの復活です。まあ、僕が復活の更新をするのは、今や演劇を観劇して感激した(言わずと知れたオヤジギャグです。ここで笑わないと、もうこの先、笑うところはありませんよ)、その想いに衝き動かされた時限定になってしまいました。そして今日もその慣例通り、昨日下北沢の@OFFOFFシアターで観た『イヌジニ-inujini-』に心を動かされての更新です。
 いえね、ご案内の通りに僕と相棒君とは、来る日も来る日も「余談ですが…」などとは絶対に書けない公的な文章を書き続けております。最新の予測では、それが早くて平成30年の3月31日(つまり、お役所的にもしくは学校的に言えば、平成29年度末日)まで続きます。その関係者の皆さんは、僕がこんなブログを開設しているなどとは夢にも思っていないので(その中のほとんどの人が、僕が三文文士であることすらご存じありません)本音を書けるんですが、それ、結構つらいのですが、しかし飽きるということはありません。これでも毎日のように無い知恵を絞っており、それがうまく軌道に乗る楽しさや達成感も得られるので、それを唯一の救いとして作業を黙々と続けております。で、あまり頭も要領も良くないこんな僕ですが、さすがにこんな生活を2年近く続けておりますから、多少はペースというかリズムというか、そういうもの(余談ですが、これ、巧く”手を”…じゃない、”力を”抜く方法)が身に付いて来ました。ということで、最近は「ブログは一気に書き上げないと」という強迫観念みたいなものに支配されておりましたが、それをしなくてもよい”頭の切り替え”が多少はできるようになりましたので、今回の記事も、何日かかけて(実は今日も、僕がやっている仕事の関連の打ち合わせをするために、あと30分ほどで外出せねばなりませんので、書き切ることは不可能です)書こうと思っています←「今日1日じゃあ書けません」という一言をいうために、これだけのスペースを使ってしまいました。
 閑話休題ー。さて、本題に入るとしましょうね。
 この作品は、昨年の7月に同じ場所で上演された『イヌジニ』の再演です。舞台の再演というのは、当然ながら、「同じ映画を、映画館で観てからしばらくしてDVDで観る再視聴」というのとは全く違いますね。映画でそれをするのは「確認と感動の追体験」ですが、舞台の場合は「それ以上の新たな発見と感動」です。もちろん再演ですからね、こっちはすでに「あらすじ」は覚えていますから、当然のように頭の中で「確認と追体験」もしてはいるはずなんですが、でもそれ、映画のそれとは全く違います。それは、”舞台は生き物”(=舞台は一期一会で、常に変化がある)であることが暗黙の約束となっているからでしょう。こっちも”うろ覚えの記憶”で粗筋を追っていますから次の展開についての安心感めいたものはある。一方で舞台にも、今回初めてこの舞台に立たれる方もいらっしゃるものの、多くの方は昨年同じ役を演じておられますからね、そこには”硬い緊張感”が良い具合にほぐれた(初めてこの舞台に立たれる方の緊張感と、再度演じられる方の、運転に例えれば「ハンドルを持つ場合の”遊び”」というほどの余裕とが相まった)空気が漂っています。それが、厳しくて重いテーマを取り上げているのに、エンタテインメントとしての色をより濃くしています。当たり前のことですが、どんなに素晴らしい内容であっても、その舞台が商業演劇として成立していなければ、独りよがりになってお客さんの共感は得られない。となれば再演なんて在り得ませんからね。そういう意味でも、この舞台の再演というのは快挙だと思います。
 というところで今日は、ちょうど時間となりました。明日(今日の打ち合わせ次第では、続きに取り掛かれるのに少し時間が空いてしまうかもしれませんので、明日というのはあくまでも希望的観測ですが)は、もう少し踏み込んで(再演ですから記事に多少のネタバレを書いてしまいますこと、ご容赦くださいね。もっともこの舞台なら、そんな”多少のネタバレ”なんかで面白さが揺らぐようなことはありませんが)書こうと思います。では、また。