◇種類と特徴

発達障害は大まかに分けて3つほどに分類されます。


自閉症スペクトラム(以下ASD)

ASDは大まかに3つの特徴があります。


①社会性の障害

環境や状況に合わせた言動を選択するのが苦手

今は明らかに話してはいけない、という場面でも大声で意見を述べるなど


②コミュニケーションの障害

その人その人に合わせた言葉選びや応答が苦手

上述の社会性の障害と同様で、いわゆる「空気を読む」という事が苦手


③想像力の障害

曖昧力とも言えるような、見切りで行動をする事に抵抗を覚える


自閉症やアスペルガー症候群と呼ばれるものも広義で自閉症スペクトラムに包括されます。


その他にも

暗黙の了解が理解出来ない

全身運動や手先の細かい動きが苦手

特定のものにこだわる

感覚に偏りがある

曖昧な表現が苦手

一度に2つのことを理解するのが苦手

なども傾向として見られます


ADHD (多動性障害 注意欠陥)

多動性、衝動性、不注意の3つの傾向が見られる


多動性

じっとしていられず、席に黙って座っていられない

姿勢が悪い

喋り出すと止まらない

人の話に割って入ってしまう


不注意

忘れっぽく、集中するのが苦手

もしくはものすごく集中してしまう


衝動性

考える前にいきなり行動に移す

順番を待つのが難しい

計画を立てるのが苦手

感情をコントロールするのが苦手


学習障害(以下LD)

知的な遅れはない(I.Qは低くない)のに学習の成果が出にくく、得意な分野と不得意な分野がはっきりと分かれる


読むこと

書くこと

聞き取り

話すこと

算数や推論

それぞれの分野で得意不得意が見られます


ざっくりと書きましたが、ほんとはもっと細かく分類されています。

これ以上は僕がよくわからなくなるので一旦ここまでとします。


「こんなの傾向だけでいったら誰だって該当するでしょ」

と書いてて思いましたし、実際誰にだって当てはまるんだと思います。

人類みんな発達障害だぜ!というわけではもちろんないですが、障害と判断される方とそうでない方の境界がとても曖昧なのが発達障害の特徴なんですね。


発達障害についての関連書籍を読みながらまとめてみましたが、殆どが苦手な事ばかり書いていて強みがあまり書かれていないな、というのが所感です。


ただ作家の市川拓司さんは発達障害である事を公言しており、とてもポジティブに発達障害を表現していて感動してしまうレベルです。

次回は市川さんについて書いていければと思います。


ここが間違ってる、読み辛い等あれば是非ご指導ください滝汗