考える人。 | 鎌田純子Official Blog powered by Ameba

考える人。

本日(26日)の赤坂ライブ。
お越し下さった皆さま。大切な時間を、ありがとうございました。

出演がはじめだったので、終わってから色んなことを考える時間がありました。

日本昔ばなしで、こんな話があったですよ。

ある石屋の男が、毎日毎日石を削るだけだからしまいに飽きてきて、
「この世で一番えらいもの」になって好き勝手したいと思うのです。

で、神様に質問&相談に行くわけです。
「この世で一番えらいもの」はなんですか?それにして下さいって。
したらば神様が、「この世で一番えらいのは太陽だ。」と言い、男はまんまと太陽になります。

ぴかぴかてかてかと威張っていると、そこに真っ黒な大雲がやってきて、太陽を覆い尽くすわけです。
聞いてたのと違うじゃんかよーと神様に言いがかりをつける。で、次はその真っ黒な大雲にしてくれと言い出す。
で、まんまと真っ黒な大雲になってハバをきかせてたら、そこへびゅーびゅー荒れた風がやってきて、雲をどしゃーとはらうわけです。
で案の定、神様にダメだし。次はあの風にしてくれと。
して、風になってびゅーびゅー吹きまくってたら、大岩にぶつかって完敗。
お馴染み、神様に言って次は大岩になります。
こりゃええわとえばってたら、そこへどこかの石屋がやってきて石を削りはじめました。
こりゃかなわんと、神様に泣きつき、元の石屋に戻してもらうのです。

まぁおバカな話ではありますが、最後には「石屋は最高だ。石屋で良かった。」となるんやから、
なんだかんだで良かったなと。


どんなに便利なものだって、どんなもんだって、
使う人次第で、使い方次第で、使い道も役割も意味やらも違ってくるのだと。

ただ、わからなきゃわからないなりに。できなきゃできないなりに、見つけるんすよね。
自分にあった方法を。自分なりの方法を。


てんでわからないイラストレーターのことだって、今っさんとあくせくしながら、あれやこれやとやってみて、やっては消しやっては消ししながら、「ほほう、こうすりゃええんだな」ってのを見つけるのです。
一見、めちゃ遠回りのような、無駄なような方法でもあるかもしれないけれど、誰かにやってもらってたんじゃ知り得なかったことに出会えてね、なんだかとても感動したのです。
で、これまでお願いしてた人たちへ改めて感謝出来たりね。
やってみなきゃわかんないねぇ~ほんと。
あきらめずにね、あきらめずにいたら。

なりたい自分になれるよう、ちばってまいろうと思います。

今日も皆さまからもりもりと頂き物しちゃいました。
毎度ほんとすみません。ぺこり。
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ここでもまた思うです。
誰かのことを考えて選んだり、喜ぶ顔を想像したり。
素晴らしいことですね、ほんと。

私も負けじと、ええCD作って、皆さんを早く喜ばせたいです。

ほし!(よし!)
もいっちょがんばりますわ!
皆さんも、また明日からもがんばっち下さいね。
ほなねー。