Bunkamuraで観てきました。
楽屋の鏡越しに昭和レトロの理髪店が透けて見える。
蜷川幸雄さんの手掛ける舞台装置は緻密に計算されていて劇世界に引き込まれる。
虚構と現実の境界線を漂う行き詰った男優を演じる段田安則さんは安定感ある演技。
男の妻を演じる宮沢りえちゃんは圧倒的な存在感。足が長くてスタイル抜群でいつも見惚れてしまう。
大竹しのぶさんの出番が思ったより少なかったのが残念だった。
満島真之介くんカッコよかったな。
雪国の寒さとさみしさが伝わってくるような演出でした。
◆出演者◆
大竹しのぶ 宮沢りえ 段田安則 山崎一 平岳大 満島真之介 西尾まり 中山祐一朗 市川夏江 立石涼子 新橋耐子 ほか
◆あらすじ◆
ある俳優(段田安則)とその妻(宮沢りえ)が20年ぶりに雪国の故郷に戻ってくる。
仕事にも人生にも行き詰まった夫婦の“転地療養”らしいのだが、道を尋ねるために立ち寄った理髪店で、誤って鏡の前にあったシャボンのカップを割ってしまう。
次の瞬間、男の姉と名乗る女主人(大竹しのぶ)や、得体の知れぬ客たちが次々に現れ、強引に男の過去に踏み込み、そして……。