海堂尊さんの『ケルベロスの肖像』読了。
「チーム・バチスタ」シリーズ第6弾で完結編。
チーム・バチスタシリーズの大ファンなので映画も見に行きたかったのだが、上映している映画館が限られていたので行き損なってしまう。
読み手を惹きつける魅力ある文章で一気に読めました。
個性的な登場人物もこのシリーズの魅力。
集大成としてシリーズの登場人物が勢揃いで楽しめました。
初登場の砂井戸がラストに活躍。また手強いのが出てきたなぁ。
単行本未収録のおまけ、「それから」がまた良かった。
第5弾の「螺鈿迷宮」を読んでないのだが、ドラマで観ているので問題はなかった。
しかし、原作とドラマは設定に大きな違いがあるようだ。原作を買ってきて読もうと思う。
◆あらすじ◆
"東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する"――東城大学病院に送られてきた脅迫状。高階病院長は、院内の厄介事を一手に引き受ける“愚痴外来”の田口医師に、犯人を突き止めるよう依頼する。警察、医療事故被害者の会、内科学会、法医学会など、様々な組織の思惑が交錯するなか、Aiセンター設立の日、何かが起きる?