僕らは、豊かな経済大国日本に過ごしている。
ただ、みんなが豊かな生活が遅れているかというとそうとも言えない。年間2万人以上の人が自殺する社会。
未来への投資、教育ヘの支出は、先進国の中ではかなり低水準で、女性がまだまだ社会進出できていない現状だって、多様性、ダイバーシティなる言葉がもてはやされる世界にあって日本の後進ぶりは、目を覆いたくなるばかりだ。
豊かさとは、何かこの定義によっては、日本という国が本当に豊かなのかは疑問符が付く。
ただ、初めて言われた、豊かな子ですね。
という言葉に、豊かさを追求しようという思いに駆られた。
おそらく、それを利用した先生の豊かさの定義は、人としての幅の広さや知識の深さ、懐の深さを表現してくれたのだと僕は思う。
豊かさとは、決して知識の量やテストの点数による偏差値で測れるものではないのだ。
そう考えるとどれだけお金を稼いで経済的に豊かになったとしても豊かな人間になることができるとは限らない。
だから豊かな時間をたくさんもつことがより豊かな人になることにつながるのだと思う。
愛をいっぱい注ごう。
夢中になれるものを見つけよう。
いっぱい休んで心と身体を開放してエネルギーを貯めよう。
自然と調和して生のものをたくさん観察しよう。
かけがえのない夏。
子どもらに豊かな時間を作ってやりたい。