朝6時半。

薬を飲み、カーテンを開け、朝の光を部屋に入れる――そんなルーティンから、ある支援職員の1日が始まった。朝食後は、Spotifyでヒーリング音楽を聴きながら深呼吸し、心を整えて出勤。特別なことはしていない。ただ、日々の安定を保つための「小さな整え」が今日も繰り返される。


だが、午前中に思わぬ出来事があった。


不登校支援の一員として最近着任した職員が、まさかの“当日退職”を申し出たのだ。

突然のことで現場に衝撃が走ったが、本人の言動や状況を考慮すると、「それなら仕方ない」という空気も。現場の職員は、「驚いたけれど、無理を続けるよりは…」と冷静に受け止めていた。


午後には会議が2本。多忙な中でも、支援担当者は自分の意見をしっかり伝える場面があった。

さらに、不登校の子どもを持つ保護者に初めて電話で連絡し、丁寧に挨拶。緊張を抱えながらも、相手との最初の一歩を築いた。


「今日は帰りも遅くなってしまいました。できれば6時台には帰れるようにしたいです」


と、疲れをにじませながらも前向きな言葉を残す職員。


明日の目標は、ただ一つ。

「朝から行けたらOK。何かひとつうまくいったら上出来」

過度なプレッシャーではなく、自分にちょうどいい目標を持つこと。それが、揺れる現場で働く人のリアルであり、強さなのかもしれない。