2024年8月、日中友好議員連盟(会長:林芳正元外相、副会長:野田聖子氏ら)が中国を訪問しました。「中国がパンダ貸与に前向き」といったニュースばかりが取り上げられましたが、私はこの訪中を“国辱行為”だと感じています。

この議連は、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の趙楽際委員長らと会談し、「日中関係の安定化のために交流を深めたい」「人的・文化的な往来を活性化させたい」といった“友好”のメッセージを伝えました。訪問団側は「パンダの再貸与」についても要請しており、中国側は「前向きに検討する」と応じたと報じられています。

しかしその翌日、中国は日本の領空を侵犯。長崎県の男女群島上空を、中国の情報収集機が約2分間侵入しました。これは偶発的なミスではなく、日本の対応力や姿勢を試す明確な挑発です。にもかかわらず、日本側は「懸念を伝えた」にとどまり、何の制裁も圧力もかけていません。

「対話はした」「パンダの話は進んだ」――その一方で、領空は侵され、尖閣には船が押し寄せ、スパイ罪で日本人が拘束される。これが本当に“友好”と呼べる関係でしょうか?

加えて、岩屋毅外務大臣の対応も極めて問題です。形式的な抗議こそ行ったものの、実質的な圧力や制裁には一切踏み込んでいません。それどころか、「日中の人的交流促進」「観光促進」「中国人向け人間ドック開設」など、中国側が喜ぶ話ばかりを進めています。

さらに、中国外務省が「岩屋外相は村山談話を堅持し、深く反省と謝罪を表明した」と一方的に発表したことについても、日本側は「正確ではない」と軽く否定しただけ。国際社会で誤ったメッセージが広まる危険性を放置しています。

日本の領土、主権、安全保障を本気で守る覚悟がない政治家が、パンダを外交カードに“仲良しごっこ”をしているようでは、国民は守られません。

自分は断言します。パンダはいりません。媚中外交もいりません。必要なのは、毅然とした外交姿勢と、主権を守る覚悟です。

「友好」を言うなら、まず中国に対してやるべきことは、“仲良くする”ことではなく、“やるべきことをやらせる”ことです。弱腰な政治家に、国民の未来は託せません。