ことば | RENATA

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毎日のあれこれ

 

介護保険更新の訪問調査が

無事に終わったと、

母から報告がありました。

 

「追加は必要ないと

ケアマネさんから言われました」

 

追加というのは、たぶん

父のときによくあったような

「家族からの申し立て」のようなもの。

 

母にとって、「私」は

あくまでも「必要かどうか」の存在で、

希望するしないの対象ではないようです。

昨日も書いたけれど、それならそれで私も

母から何も言われなければ

「要不要」で判断していこうと思います。

 

役所の人とケアマネさんと母とでの

訪問調査。

 

母にとっては

「早口の関東弁で、矢継ぎ早に質問されて、

慣れるまでが大変だったし疲れた」とのこと。

 

あー、確かにそうかも。

郷里では、役所でも銀行でも

ケアマネさんもヘルパーさんも、

みんな郷里訛りの「普段着」の言葉遣いです。

 

法務局みたいなところでさえ、

かちかちの共通語ではなく、

がっつり郷里のイントネーションで、

何か優しい感じがします(笑)

 

 

でも・・そんな郷里ですけれど、実は私は

「郷里の言葉を使ってはいけない」

で育ったんです。

 

厳密には共通語ではないし、

関東(東京)弁でもないのだけれど、

明らかに郷里の訛りや方言ではない言葉。

 

だから、今母と話すときは、

母はバリバリ郷里訛りですけれど、私は

当地ですっかり身についた(ほぼ)共通語。

 

確かに私は早口ではないけれど、

相手が聞き取りづらくない程度には

スピードはあると思っています。

 

余談ですが、姉と話すときは3倍速くらいです。

何事もゆっくりなのは苛々するそうなので(笑)

 

 

私との会話がそうだったので、

母がそこで疲れるとは

想像もしませんでした。

 

ホームでだって

スタッフさんはみんな東京言葉ですし。

 

質問する、答える、という

形式ばった対話だったからかもしれません。

 

 

ちなみに母は、ホームでも

自分は郷里の言葉で話しています。

 

といっても、

育った地区での言葉では

私もわからないくらい難解なので、

もう少し「町寄り」の言葉ですけれど。

 

関西弁寄りの田舎言葉、

という感じです。

 

ちょっと変わってはいるけれど

意味がわからないような言葉でもない。

 

「大阪弁とも京都弁とも違って

なんかおもしろいよねー」と、

スタッフさん達