退職 | RENATA

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毎日のあれこれ

 

父がお世話になっている

デイサービスのスタッフさんが

おひとり辞められるそうです。

 

「耳がよく聴こえなくなったから

辞めるのだそうだ」

と父が言っていました。

 

彼女は、年齢は分かりませんが、

私より5~6歳上かと思います。

 

父が介護サービスを

利用するようになった当時からの

古いスタッフさんで、

デイの送迎でも、私も何度か

お会いしたことがあります。

 

 

「耳が聴こえない」という声を聞くたび、

その原因が加齢であるのなら、

補聴器が使えたらいいのに・・

と思うことがあります。

 

義母の補聴器を作って知りましたが、

ちゃんとした補聴器は、

生活の質をとても上げてくれます。

 

ただ、そういう補聴器を買おうとすると、

とても高いんです。

 

義母のそれはまだ安い方で、

20万ちょっとだったと思います。

いいものになれば、桁が変わります。

 

義母は、その値段のもので

たまたま合うものが見つかったので、

よかったのですけれど。

 

 

実際、もし私が耳が遠くなってきても、

何十万も出して補聴器を買うか?というと、

きっと買わないと思うのです。

 

メガネくらいの感覚と値段で

補聴器が買えるようになったら、

「聴こえ」に悩む人たちのQOLも

ぐんと上がる気がします。

 

「聴く力の低下」は

認知症にも関連するといいますし。

 

 

話がそれましたが、

今回おやめになるスタッフさん。

 

彼女は、父にとっては

あまり好きじゃないスタッフさんでした。

(表現は柔らかくしています^^;)

 

 

はたから見ている分には、
はきはきして裏表のない、
いいスタッフさんだったと思います。
とてもこまめによく動く人でしたし。
 
父と相性がよくなかったのは、
それまでの父は、持ち上げられることが多く、
正面から対等にものを言われることが
あまりなかったからかな・・と思います。
 
父は辛かったかも知れませんが、
彼女と出会ってしんどい思いをしたことは、
父にとってとても大切な経験だった、
そんな気もしています。