退職が決まって、

退職まであと少しという

2011年2月末

東京の投資家さんから電話がかかってきました。


「まりえちゃん、Kさんの会社のセミナーで

講師をやるって聞いたけど本当なの⁉︎

辞めたほうがいいよ!

危ない!!」



そう言われ、どういうことか尋ねたら

K社長たちが代理店となって

販売営業していた

香港籍のファンド・121ファンド

が詐欺疑惑で大騒ぎになっている。

という内容でした。



そのファンドには、K社長のススメで

わたしも少しだけ投資していました。



「詐欺会社でセミナー講師をやるなんて

危ない!ダメだ!」


と言われて、K社長に電話をすると


自分たちも騙されたの。


わたしも被害者なの。


と言われたんです。



それから、どうしようどうしよう…

って数日悩んで

そうしてる間にも

他の投資家たちからも

心配してるよ!

独立した途端信用を失うことになるよ!

とメールや電話があり



K社長は

ずーっとお世話になっていた方だったので

あなたと組むのは辞めます!

っていうのは、

すごくすごく勇気がいりました。涙




でも、これから1人で看板背負って

やってくにはお客様からの『信用』と

『お客様の資産を危険にさらさないこと』

は何よりも大事でした。



人に投資案件を斡旋して

コミッションをもらうことの危険性や

顧客の資産が増えているように

システムを作って見せかけることなんて

いくらでも作れてしまうという

詐欺の手口を知ったのが

東京に出る前でむしろよかったのかもしれません。



K社長たちや詐欺の首謀会社とは

その後連絡が取れなくなり

わたしはほんのちょっとだけ

資金を失いました。
(少額すぎて忘れてたけど笑)




安定的に毎月講師依頼がある

という安心を手放す事になった翌月。



2011年3月11日。


東日本大震災。



東京も混乱状態となり

人が閑散としてる中、

当初の計画通り2011年4月に上京し

1人起業をスタートしました。




K社長には今でも感謝しているし

仕事をしていく上で

立ち居振る舞いのお手本にしたのも

優雅でエレガントなK社長です。



一方で、無登録業者の怪しいファンドには

一切手を貸さない

という強い信念ができたのは

K社長たちが巻き込まれていった

泥沼詐欺の末路を

色んな投資家仲間から聞いたからです。



人にお金を預けることも楽だし

人のお金をファンドに紹介して 

バックマージンをもらうことも

楽な稼ぎ方だけど、その代償は

破壊力抜群です。



わたしは今後も

どこかのファンドを勧誘することはないし

自動売買システムを使うことを

推奨することもありません。 



自分の口座の中で

自分のスキルで増やせるノウハウを

ぜひぜひ手に入れてくださいね。