ヨガマットの基本的な役割は、明日を大きく開いたスタンディングポーズの足やダウンドックの手をしっかり捉えて滑らないようにしてくれる事にあります。しかし、本当にそれだけでしょうか?ここでは、滑り止め以外の使い方についてお話ししたいと思います。

 

初心者でも行うヨガのポーズとしてキャット&カウがあります。背中をほぐすのにとても良いポーズでウォーミングアップとしてクラスの最初のほうに出てくる事が多いかと思います。このキャット&カウ、ヨガマットを活用して行っていますか?

 

キャット

背中を丸めて猫のようになるこのポーズですが、背骨のアーチを作るだけでなく、肩甲骨の間を広げる方向にも伸ばしましょう。その際、マットについている手を前の方に引くようにしてみてください。そうすると、肩甲骨の間が開きやすくなります。

 

カウ

背中を反らせるポーズです。背中の事ばかり考えてしまいますが、胸の前側、みぞおち辺りも上方向に伸ばすようにしてみると、さらに気持ちよく反らせる事ができます。ここでも、マットについている手を後ろの方に引きながらしてみてください。

 

*日本のヨガスタジオでは、無料で貸してくれるヨガマットが沢山おいてあるところが沢山あります。ヨガを手ぶらで楽しんでもらえるため、そのようなシステムができたのだと思います。しかし、海外のほとんどのヨガスタジオでは、無料や有料で貸してくれるヨガマット置き場はありますが、マット自体を無料で貸してくれるとこは、あまりありません。これは、ヨガマットも「自分の道具」として大切にする事、また、衛生的な面からも自分のマットをもってきてください。というところが多いです。実際、自分に合った厚み、重さ、色、滑り止めの感じを選んで購入して、どこでもヨガができる環境を作るという点でも良いかもしれません。