先週臥龍桜を、昨日は荘川桜を見て来ました。

両日とも快晴。

いつものように自家用車、父&犬とのお出かけです。


臥龍桜は飛騨一ノ宮駅のすぐ近くにあります。駅のホームからの眺めの角度もなかなかいいかもしれません。

樹齢は約千年。伸びた枝の先が下側の斜面につき、そこから根がはえた生命力豊かな巨木です。

地に着き、またそこから伸びた枝がまるで龍が臥したような姿に見えたことから「臥龍桜」の名がついたそうです。


おそらく村の小学生だと思うのですが、3人がひとつのグループとなって交代で臥龍桜の紹介をしていました。

枝が根をもったことでもとの木から栄養をもらう必要がなくなり、桜をつないでいた枝は枯れてしまったそうです。

今では名残がみられるだけですが、それでも見事な枝振りと花でした。


ここを訪れたら近くのお寺や神社を巡るのもいいと思います。

それぞれ特徴的な桜や面白い逸話が伝わっています。幹の内部が空洞なのにしっかり花を咲かせている桜とか、臥龍桜のおとなりでは仏の教えを請う神様とアミメドジョウの話とか、ちょっと離れたところの神社には神罰によってねじ曲がったという木の根元とか。


あいかわらず道中、帰りと父の道草癖に悩まされました。

けど着いてしまったらしょうがない、と楽しんだのでいい経験をした、と思うことにしてます。

國田さん宅の芝桜は特にすごかった。



荘川桜は2本とも樹齢約五百年。淡墨桜や臥龍桜に比べるとやや印象が薄いかも知れません。

しかし、この桜を有名にしたのはなんと言ってもその五百歳という老木を移植し、生きながらえさせたという偉業にあります。


この桜のすぐ隣にはダムの貯水湖があります。桜からは湖の中へと消えてゆく線路が見えます。桜も本来ともに沈むはずでした。ですが、人の手で守れるものは守らなくては、という人々の意志で移植することに。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というように、桜は枝や根を切られることに弱い木。絶対に切ってはいけないわけではないし、状況によっては枝の元をえぐるほどとった方がいい場合もあるけれど、その後きちんと手当をしなければ腐ったり病気になったりするので専門家以外は下手に手を出さない方がいい。

といっても、専門家が移植したからといって絶対成功するわけではない。それくらい桜の、特に大きい桜の移植は難しい。

たとえ1本が枯れてしまっても、もう1本が救えれば…との想いから桜は2本移植されたそうです。


この地にはもうひとつ、桜にまつわる話があります。荘川桜の話に感動したバスの車掌さんが名古屋から金山までの間を生涯掛けて植樹したという話です。いつもなのかは知りませんが、この日は荘川桜の根元近くで紙芝居をやっていました。

荘川桜付近の道には延々と桜が咲いており、この桜のことだろうか、と父とも話しました。


移植当時は枝も根もぎりぎりまで切られた荘川桜ですが、今では根も枝も生き生きと伸びています。

お土産売り場の人が八分咲きくらいだと言っていたので、明日・明後日あたりからは満開の姿が見られるでしょう。羨ましい!


あと、この近くには帰雲城埋没地やロックフィル方式のダムがあります。

帰雲城はどうやら山の斜面につくられた城のようで、地震による山の崩落によって城下集落ごと一瞬で土にのまれたそうです。当然、城主一族や村の人々は…

城があったと思しきあたりの上部は今も岸壁がむき出しでした。今も崩れ続けているようです(谷を挟んだ反対側に碑と説明があります)。

ロックフィルというのは御母衣(みぼろ)ダムの構造のこと。山と山の間が岩で埋まっているように見えます。近くにある資料館の断面図を見る限り、コンクリートはほどんと使っていないようです。見慣れていない人には「なんじゃこれぇ!?」な代物だと思います。事実私も驚いた。


荘川村に行ったついでに白川郷もちらっとまわってきました。日帰りするには時間がなかったので本当にちらっとだけ。あちこちにある資料館見たかったな…遠山家とかもさ。その時は自分で運転しないと!


桜の花見はこれくらいで今年はおわりかな。

いつか三春の桜を見に行きたい。


次は牡丹を見に行こう♪

庭の牡丹、特に地植え最年長の紫宸殿ちゃんが見事に満開です。

今年は一株に17も咲いたし、色もしっかり紫色。