こんにちは。カレイドスコープの寺山瑞穂です。
まだブログではご紹介していませんでした。
先日途中のもやっと画像をお見せした「宙(そら)を奏でる点描曼荼羅画」の完成画像です。
この作品は、描いていてちょっと辛い作品でした。
我が出すぎたというか…
宙奏(そらかな)曼荼羅画の大きな特徴は「直感を使って描く」ということだと思います。
「この色の組み合わせがいい」「こうしたほうがかっこいい、かわいい」等という自我で考えて描くのではなく、ふと浮かぶ直感に従って描きます。上から降ってくるものを、そのまま作品にするといってもいい感じ。だから、作品は「私が」作るものじゃないんです。厳密にいえば。私を通して出てくるもの。100%私のものではない感覚。
でも、今回この作品は、実はかなーり自我大活躍で描いた気がします。
特に人様からどう見られるか?が気になっていたなあ、と今になると思います。
「ほめてもらえるかな?(ほめてほしいな)」「下手だって思われるかな(思われたくないな)」…そういう気持ちがいつも以上に強かった。私の自我で考える、褒められ評価される作品を目指してしまった面が色濃い感じです。
だから、できた後もほかの人の評価が気になるわけです。作品自体を私がどう感じるかよりも、ほかの人にどう思われるかのほうが私の意識を占めてしまって、なんだか素直に味わえない作品でした。
そして、そういう人の評価を気にする自我に振り回されている自分が嫌で嫌で、そこが一番つらかったのかもしれません。自分を嫌がっているそれも自我なんだけどね(笑)「人目を気にして自我で宙奏描いているなんて私ダメだー」って思っているのも自我。
「こんな自分じゃだめだ!」って自分を責めるのって、本当に消耗します。意味のない自分いじめ。エネルギーの無駄遣い。
でも、そういうときもありますよ。
自分で自分を責めてるうちは、本当に嫌な気分だったのですが、「そういうときもある。そうなっちゃったらしょーがない。」って思えたら、というか無理やり思ったら、少しゆとりができた気がします。
人目を気にしてほめられたい自分を認めちゃったほうが、そしてそれが強く出る時だってあるって認めちゃったほうが、自分を責めないから辛くないんですよ。
辛くなければ、自分を冷静に振り返って他の見方をする余力も出るんですよ。
そして、もう少し回復するのに役立ったことがあるのですが、そのことは別な記事にでも書きますね。
できあがってから少し時間がたって、冷静にこの作品を見ると、これはこれで可愛いなと思います。実物は結構小さい(12㎝)ので、きゅっとまとまってキラキラしていて華やかです。
この作品の良さを感じられるようになって、よかった
学ぶところの多い作品になりました。
福島県郡山市(Kaleidoscope)
5/21(土)13:30~
予約制。詳細はこちらから。
福島県須賀川市(銀河のほとり)
5/25 13:00~ 「点描画ミニ体験会」
予約優先。当日参加可。詳細はこちらから。
長野県佐久市(カフェ&ギャラリー花桃果)
6/10 11:00~「点描画ミニ体験会」 14:00~「セルカラーリング体験会」
予約制。詳細はこちらから。
長野県長野市(しなのき)
6/27「宙奏ファースト講座」 18:30~「点描画ミニ体験会」
6/28 14:00~「セルカラーリング体験会」
予約制。詳細はこちらから。
考案者の上谷佐知子さん(Sat・Chit)を講師としてお呼びして開催します。
長野県小諸市(Space桜舞) 6/11,12 (+1日)
締め切り5/20
詳細は、こちらから。