シンガポールのタクシーの初乗りは、3シンガポールドルちょっと。なので、結構交通の足にしている人も多い。車の上にライトがあって、緑だと乗車可、赤には3タイプあって、"HIRED"と”BUSY”、”On call"がある。"HIRED"はもう乗客がいるということ、”On call"は電話で既に他の人がそのタクシーを予約していることを示しているけれど、この"BUSY"って?と私も思ってきたし、これを読んでそう思う人もいると思う。

火曜日に乗ったタクシーの運転手のお兄さん。シンガポールアクセントの早口な英語(英語というよりはもはやシンガポール語と呼ぶ方がぴったりなこの国の英語)で、このルートだと混むかもしれないので時間はかかるかもしれないけど、料金は安い、別のルートだと、時間は早いけど、回り道だから料金はかかっちゃうかもだけど、どちらがいい?というところから会話が始まる。ほぼ彼がたくさん話してたけどw 会話の中で奥さんとの馴れ初めを聞くと、そこから彼の熱いトークにさらに拍車がかかる。

”彼女とは、ベトナムの友達の結婚式で出会ったんだ。でも、なかなか電話番号を教えてくれなくて、、最初はその結婚式で聞いて、だめだったんだけど、次に友達経由で挑戦。で、また教えてくれなくて、また会う機会があったから、なんで番号を教えてくれないのって聞いたんだ。そしたら、あなたは私がわからない言葉で話しかけてたから、、、って言われてね。でも僕は英語で話しかけてたんだよ?その頃の彼女は英語がまだあまりうまく話せなかったみたいでそういわれちゃった。でも、ラッキーなことに彼女は中国語が話せて、それで話も出来てそこからがスタート。で、そこからは、電話をしたり、お互いを訪ねてベトナムとシンガポールで遠距離恋愛だよ。こんなにかわいい子はいないと思って、それから4ヶ月で結婚。今結婚して二年半だけど、娘と奥さんと本当に幸せな暮らしを送ってるんだ。シンガポールは、中国の文化でか、子供は父親の姓を名乗るんだけど、奥さんは別にもとの自分の姓のまま。でもとにかく、結婚式とか名前とか、そういう慣習とかしきたりにはちゃんと従ってやればいいんだよ。だって、そこを通過すれば、自分の家族が築けるんだもの。僕には名字の違いとかそういうのはたいしたことなくて、僕の奥さんと娘とでの家族がどれだけ大切か。本当にいいものだよ。周りの友達は、まだ女の子と知り合ったり遊んだりするのに夜遊びに出かけるけど、もう僕にとってはそういうのは楽しいものとはうつらない。家族のために仕事をして、仕事が終わったら愛する家族のもとに帰って一緒に過ごす。これがすごく幸せなんだ。

ここの道の先はどっちに行くの?オッケー。今日はこのルートは珍しく混んでなかったな~、よかったね。(そして何故か)そうそう、"BUSY"って出てるタクシー、あれはね、運転手がトイレに行きたいとか、そういう乗客をのせることが出来ないようなときに出してるんだよ。決して、わがままになってるとかではなくて、そういう必要性があって出してるサインなんだ。

ここでいいのかい?レシートはいる?とっておくといいよ、そしたら今度もう一方のルートを試した時に比較できるから。あ、僕日本語ちょっと知ってるよ。アリガトウ!"

シンガポールのタクシーについてちょっと知識が増えて、とっても良い話も聞けて、いいタクシーでの時間を過ごすことが出来たな、と思った