現在、NHK総合テレビで再放映されている「未来少年コナン」ですが、前半の大きな山場である第8話までが終了しました。
この番組はカクザンが小学校高学年の頃、夢中になって観ていた懐かしいアニメです。当時、小学生のカクザン少年が心に残っているテレビアニメはたくさんあり、それらを観ていた時期と、将棋にのめりこんでいた時期が重なっているためか、妙な懐かしさを感じるのかもしれません。中でも、「アルプスの少女ハイジ」、「母をたずねて三千里」、「未来少年コナン」の3つが大好きな作品でした。偶然ですが、3つとも宮崎駿さんが大きく関わっています。そのせいか、登場キャラクターの顔が、皆、そっくりですw
また、声優さんも同じ方が多数参加されていて、とても懐かしい声が聞こえてきます。一例を示してみると・・・
コナンとペーター(ハイジ):小原乃梨子さん
ラナとフィオリーナ(母をたずねて):信沢三恵子さん
モンスリーとクララ(ハイジ):吉田理保子さん
ダイス船長とペッピーノ(母をたずねて):永井一郎さん
モンスリー役とクララ役が同じなのは驚きでした。それから、物語の中盤・ハイハーバー編で登場するガルおじさんがアルムおんじ(ハイジ)の宮内幸平さんだったりします。
「母をたずねて三千里」では、主人公のマルコ少年が探すお母さんと、いつもあと一歩のところで出会えないというストーリー展開でした。「未来少年コナン」でもコナンがラナを探しにいくところでエンディングになるパターンが多いため、「母をたずねて」と同じ展開になるのかと思わせるのですが、毎回、意外にあっさり再会することができます。しかし、そこに2人を待ち受けている苦難が凄いのです。武器や兵器を重装備している相手に対して、コナン少年は素手に近い状態で対抗するのですが、そこがなんとも痛快です。
コナンのストーリー自体は、核戦争後に地球上に生き残った人々のドラマという設定ですので、非常にシリアスなもののはずなのですが、このアニメはゲラゲラ笑いながら家族みんなで楽しめるようになっていて(いや、制作スタッフたち自身が楽しんでいるに違いないと思います)、それでいて非常に上質で品位にあふれている稀有な作品だと思います。
第9話以降はラオ博士を探すストーリーが始まります。