核酸夢銃夜(かくさんゆめじゅうや)
おいすー(・σ。)/
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第三夜

それは書物の沢山並んだ知識の部屋。
広さは、どのくらいだろうか。唯、とても広い。
分厚い本ばかり。
独特な匂い。
人は自分以外には見当たらない。
こんな部屋が好きな自分は居心地がよかった。

梯子を使い、高所の一冊の本を手に取り、席につこうと思ったが、
手が本から離れず、本は棚から離れない。
思ってもいない事で動揺する。
そして何故か本棚は高くなっていく。
もしくは地面が遠ざかっていく。
その間、梯子も伸びているのであろうか。
とにかく目の錯覚ではと疑う様な光景である。

少しの間、その異様な状況を楽しんでいたが、切り無く伸びる本棚と梯子が嫌になってきた。
心底嫌になってきた。
このぐらいなら死んでしまおうとすら考えた。

本棚と梯子は伸びていく。
すると上の方から人が降ってきた。
女だ。
きっとその女も、この延々伸びる本棚と梯子に嫌気がさして飛び降りたのだ。
顔は笑っているように見えた。

自分も飛び降りようとしたが、生憎手は本に食っついた侭、離れない。
死ぬ決心がついたのに死ねない。
心が折れそうだった。

それからどれぐらい伸びただろう。
手が離れる感覚だ。
すると急に恐ろしくなった。
先程までは安定していたが、突如として梯子も揺れだした。
死のうと考えていたなら丁度いい筈だった。
だが、いざ死ぬとなると、人間というものの本質が現われる。
だが心変りの早いのも人間。
このまま伸び続けるなら飛び降りてしまおう。

そして飛び降りる。

どんどん落下していく。

だが、少し後悔し始める。

自分は馬鹿だ。飛び降りなくても良かった物を、気紛れで落ちてしまった。


どれぐらい降下しただろう。
解らない。
だが一つ言える事がある。
それは、本棚と梯子が伸びた以上に落ちていってるという事。


そして気付く。

先程まで本に手がついた侭、離れず本棚は伸び続けた。
だが、本からは手が離れた。
という事は、いずれこの落下にも終わりがあるのだ。

飛び降り無ければ良かったと心から思った。
今更、過去には戻れない。


飛び降りてしまった後悔。
いつ落ちて死ぬか解らない不安。



永遠の後悔と不安を胸に抱いた侭、暗い本の闇の中へ落ちていく。

第二夜

内容がアレなのでなるべく近代的に書くとします。

賛否両論ではあるが美人らしい人物の夢の話。
ちょいとオカルトなんだけれども。
解る人には解るかもしれない。

その日はその人をひたすら見ていた。此れは深い意味は無い。
頭に焼き付いたのだろう、その人の夢を見た。
正確には、『その人が出て来る夢』と言うべきか。
-以下その人で纏める物とする。

ここからが夢のお話。

気付くとその人と、何故か自分の部屋に居た。
空腹に耐え兼ねたその人はコンビニに行くと言った。仕方なくついて行く。

コンビニに着く。何処にでも在る普通のコンビニだ。

コンビニについた時に、自分の旧友と言うべきか、過去の人と言うべきか、とにかく友人と出会った。

買い物を済ませ、コンビニを後にしようとした所。
すると、その人は突如として、自分の友人に暴行を始めた。
あまりに突然な出来事、故、止める事も、仲介の言葉すらもかける事が出来なく、立ち尽くす。
少し時が経過しただろうか。手を血に染めたその人は、急に逃げるように走って行く。
ふと我に返り、自分も一目散に走って帰路に着く。
その後、その人が何処へ行ったかも解らない。それよりも友人がどうなったか気になる。
何故あの様な出来事が起ったかも解らない。
ただ、そればかりを自分の部屋で考えながら、窓から外を見詰めていた。
急に部屋の戸を「ドン」と叩かれて驚く。
母親が入ってきた。どうやら昼食の知らせの様だ。
間も無くしてチャイムの音が鳴る。
窓から見れば、弟の友人が来たらしい。
只でさえ心拍数は高鳴っているのに、タイミングが悪い、等と愚痴を零していた。

しばらく自分の部屋で母親と対話していた。
長々と上乗せされた歓談をしている中で部屋のドアが無造作に開く。

あの友人だ。

手には血のついた打棒を持っている。
頭が真っ白に為る。

その瞬間、友人はバットで母親を擲る。
ふと、我に返る。血がついているのは途中で他の人間にも危害を加えたのでは、と。
だがそんな事を考える間も無く『自分の番』が周ってくる。
両者、何も口にせず。時は止まる。


ここで目覚め、嫌な気持ちになった。
気になる点が多いがそれが夢。覚えている内なら、いくらでも考察出来る。
考察と言うよりは、自分の考究に近いか。

まぁ、こんな暗い夢ばかり見てるわけじゃない筈だけどね(笑)