2月16日【ラ・ボエーム】終演 | 加耒徹の気ままにDiary

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プッチーニ: 歌劇『ラ・ボエーム』

山梨県甲府市にあるYCC県民文化ホールにて公演が行われました!


1年半前に水戸で行った以来の再演という形。

…ではあるものの、キャストも少し変わり、

演出的にも更に深みが増した今回の公演…

気分はすっかり初演の気分で上演されました。



終演直後に舞台裏にてカメラ

今回の田尾下哲さん演出の作り込みも凄かった…。

限られた稽古期間ではありましたが、
毎日の稽古が実に濃密であり、2週間近くずっとマルチェッロでいたような気がします。


三幕までが過去の自分達を再現した映画という設定。

五年経っての四幕。

映画監督として成功したマルチェッロと、

脚本家として成功したロドルフォ。


その公開記念試写会に突然現れたミミやムゼッタ…そのほかの古くからの友人。

実にリアリティ溢れる展開に描かれてた今回の読み替え演出キラキラ


読み替えとは言えないほど、

台本と音楽が見事にプッチーニの音楽にマッチしており、何も違和感無く取り組んでおりました。

きっと聴いてくださったお客様もそう感じていただけたのではないでしょうか?


音楽や歌詞、何も替えずにここまでマッチさせてしまう哲さんの力、流石ですキラキラ



↑こちらは休憩中に撮った一枚カメラ

まだロドルフォ&マルチェッロもボヘミアン時代ですグッ


三幕が終わって、休憩も無しに高速早着替え!!

そのままタキシード姿になって、試写会の記者会見シーンへと移るのはドキドキでした。

10分にも渡る日本語によるセリフシーンも、着替えのドキドキ残りながらの演技なのですが、

一気に成り上がった感を表現するのも楽しかったです音符


最後は心痛む程の悪役ぶりのマルチェッログラサン

めっちゃ痛かったですが…

でも、やり甲斐ありました(笑)





舞台上で照れ

ボヘミアンズ揃ってカメラ




オペラは本当に凄い数のスタッフの皆様とともに作り上げております。

いつもみんなで作り上げているという感謝を忘れずに…

そして、そんな中舞台で歌わせていただける責任を楽しみながら今回も過ごしました!


この素晴らしい《ラ・ボエーム》…

またいつの日か、どこかでお目にかかれますように音符




以前、このホールで『愛の妙薬』をやった事もありましたが、

その時ネモリーノを演じたのが、今回ロドルフォの山本耕平くん。

私はベルコーレだったのですが、

その時のドゥルカマーラ役、山野靖博くんから、

たくさんの山梨のジュースの差し入れいただきましたジュース


また甲府に歌いに来れますように!

(サッカーを観にはまたすぐ来ると思いますがルンルン




帰りの電車までの限られた時間にも、

ほうとうを食べられて良かったキラキラ


今回のチームワーク抜群のボヘミアンの皆様とも、
またどこかでお会い出来ますように…!!