我が故郷、福島もだいぶ舐められたもんです。運命に。
地震、津波、原発、風評被害…
“歪な野菜は買ってもらえない”と、出荷ではじかれます。
曲がった胡瓜や色の悪いトマト、ちょっと開いたキャベツ…
どれも整ってなきゃダメ!
そんな小さな、目に見える美しさばかりを手にしようとしている人たちに、目に見えない放射能は“身体に害は無い”なんて口で言われても、さぞかし恐ろしい事でしょう。
ちょっとぐらいの汚れ物ならば残さず全部食べてやる オォ~ダーリ~ン…というミスチルさんの歌など耳にも入らないのです。
地震と原発のトラブルによって、特に福島県浜通り地方の人々は二重に苦しんでいます。
天災が人災に移行して行く事の無いように、風評に惑わされず。
政府からお許しが出て、福島をはじめ一連の放射能被害を被った野菜や牛乳たちが再び市場に出たあかつきには、どうぞガンガン食べてやって下さい。
もとい。
ナッパだの、ベゴのちぢだの、うんとくわんしょない!