宇宙産業を日本の経済成長の柱に据え、
ビジネスとして成り立つようにするには、
どのような方法論が必要でしょうか?
1.エネルギー問題の解決と結びつける
現在の地球上における、エネルギー問題を、
宇宙空間と関連付けることで、
解決する道はないかを探る上で、
産業発展のヒントとなる事柄が出てくるかもしれません。
2.解決したい課題と投資対象を明確にする
上記のこととも関連していますが、
具体的に宇宙をどのような対象と見るかによって、
その課題設定の仕方が異なってきます。
現段階では、宇宙空間に行くこと自体が大きな課題ですが、
宇宙滞在の難易度とコストを下げる、
宇宙での生産居住活動、
投資対象としての宇宙、など、
いろいろな課題設定が考えられると思うので、
その検討が必要になってきます。
3.関連領域の学術的追究とその産業への理論的応用の推進
宇宙論、エネルギー論、理論物理学、宇宙工学、気象工学など、
関連学際領域の追究と、
その応用が必要です。
4.核心をとらえる
宇宙開発には、まだ莫大なコストがかかるので、
的を絞っていかないと、
効率的なリターンを得ることができません。
まだまだ、考えることはいっぱいあります。
逆に言えば、経済・産業界のフロンティアでもあるということですね。