巷で大変人気の、「PokemonGO」。
「拡張現実」という、優れたテクノロジーが使用されている一方で、
現実社会との適応における様々な摩擦も問題となっています。
筆者は、「拡張現実(AR)」という技術には肯定的で、
活用の仕方次第では、
大変面白いサービスができるものと考えています。
しかし、本来ゲームにそぐわない場所が、
ゲームにおいて重要なポイントとなっていたり、
画面に熱中するあまり、
前をよく見ていなかったり、
電車のホームにモンスターがいたりと、
現実社会の実態と必ずしもマッチしていない状況が
生じているのも確かです。
新しい技術が社会に導入されるとき、
必ず従来の状況との摩擦が起こります。
しかし、それを否定的にとらえることが、
良いことなのでしょうか?
私は、必ずしも良いこととは思えません。
社会の発展・改善というのは、
このような社会的インパクトのある
新しい技術の導入によって、
促されていくものです。
現代の社会、ただ何もしなければ、経済は下降するばかり。
経済の成熟・成長をさらに促進するには、
このような積極的な変化を肯定的にとらえ、
現状に適した形に適応させていくこと、
また、うまくプラスのスパイラルに持っていくことこそが、
重要なのではないでしょうか?
AI、AR、VR、QC、IoTなど、新しい技術は、
どれも、私たちの社会を、
劇的に改善する可能性を秘めたものです。
その成功を具現化することこそ、
現代に生きる私たちの、
将来世代への贈り物といえるのではないでしょうか?
アップルCEO 「拡張現実に積極投資」 ポケモンGOヒットで 日本経済新聞