カイガラムシ退治 | 鶴仙園 Official Blog

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サボテン・多肉植物専門店 /池袋店入荷情報

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本日は住友化学園芸さんの講習に参加させていただきました。
関係者のみなさま1日ご苦労様でした。

今回の講習で一番興味のある
カイガラムシのはなし

まずここから
植物が被害を受ける原因として
害虫、病気、害獣、気象、生理障害などなどがありその中の害虫の一つ!

カイガラムシ

多肉植物、サボテンでは被害が一番多い
のがカイガラムシである。

カイガラムシとは
アブラムシとごく近縁の昆虫
セミやウンカと同じ仲間のグループの属する
日本では400以上の種類が確認されている。多過ぎ(^^;;

サボテンや多肉植物に寄生する代表的なカイガラムシはフクロカイガラムシやコナカイガラムシなどの種類だと思います。
コナカイガラムシには一部移動性の種類もいるのでこれがやっかいですね。しかも茎や根、葉に寄生する種類がいる。ネジラミと言われているものもカイガラムシの一種だろう。

発生時期は春、夏、秋の季節の変わり目に発生することが多い。

多くは風で運ばれたり、動物に運ばれ広がる。寄生していた植物を購入して持ち込み場合もごく稀にある。

そして今回の講習のメインステージ
商品紹介
先月から販売を開始した!
カイガラムシ退治
新タイプの2つの殺虫成分配合の即効性&浸透性がありそして一ヶ月持続する。
しかも一年中使用可能。
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有効成分はクロチアニジン、フェンプロパトリンでベニカXスプレーの濃度強化版だと思う。

だがまだ

適用作物は
ばら、庭木(サルスベリ、ボケ、モチノキ、ユキヤナギなど)観葉植物(木本性) (ユッカ、ドラセナ、ゴムの木、アレカヤシ、ベンジャミン、パキラなど)

となっているため多肉植物、サボテンは
花キ類に分類されるらしく適用外とされている。

とアナウンスされた‼️どうなんですか?

私の見解は
サボテンは樹木類‼️だと思う。
ベンケイソウは花キ類かな!
ベンジャミンやポインセチアが樹木類であるならばフィッカスとユーフォルビアは樹木類。コーデックス亀甲竜などはイモ類、多肉植物にはいろいろ種類がある!
ユッカが大丈夫ならアガベは大丈夫とか種類別に判断しなくてはならないかな⁉️
多肉植物やサボテンをひとくくりには考えない方向でお客様に商品説明していきたい。


同じく以前から発売されているベニカDXも花キ類は適用されていない。
使用していて問題はなかった。

両スプレー ガスが混合されているので植物から30センチ以上離して噴霧しなくてはいけない。ガスによる凍傷は報告されているが薬害はなかった。

上記の使用可能植物よりもサボテンや多肉植物は薬害は出にくいと思われるのだがテストしていないだけなのか?

今当園でもしっかりテスト中であるが、
サボテン、多肉植物での使用で今のところ薬害は出ていない!
どうなんだろう⁉️

即効性のあるカイガラムシ退治はとても魅力的な商品である。
結局、現在は自己責任で使用してくださいね~~となるのだろう。

住友さんの方でもいろいろテストを重ね使用品目がこれから増えていくとの事です。

サボテン、多肉植物でもぜひテストしてほしいと思う。


サボテンや多肉植物を栽培していくと予防していないと必ずカイガラムシの防除に苦労することがあると思う。

予防策は

1、予防としては室内などの風通しの悪い日の当たらない場所には置かないなど、発生しやすい環境を作らないこと。よく日に当て風通し良く管理することが大切。

2、農薬で予防

オルトランDXでは花キ類は使用可能です。

植え替え時に当園では必ずオルトランDXを適量鉢の中に混合させ植え替えている。
こうすることだけで害虫がより寄生しなくなる。

3、2年以上植え替えをしていない株は植物の成長スピードも遅くなりカイガラムシなどの害虫に寄生されやすいので植え替えは毎年行うのがベストだが大株などは2年に一度は植え替えをすることが予防につながる。
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終了証書頂いた!
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ではまた