澄み渡る真っ青な空に太陽に照らされた燦々と煌めく浜辺。そこにはただただ賑わいだけがあった。
「お兄ぃもおいでよぉー」「楽しいわよ」「ほら、お前もそんな辛気臭い所にいないでこっちに来なさい」と家族の声が口々に聞こえてくる。はいはい今いくよと、気怠げに呟きつつも僕は笑みを零していた。
「じゃあお兄ぃ、ビーチバレー行っくよ〜!しっかり受け止めてよね!」
と浜辺沿いに立つ妹は自身の3倍程の大きさの岩石を持ち上げていた。
「ちょ、ちょ、ちょっとそれはない。待て待て待て!」
後ずさり狼狽するも妹は躊躇した様子もなく軽々しくそれを投げてー…
「いてっ!」
と声をあげるのと同時にコツンと軽快な金属音が鳴り響く。