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第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子の漫画『ヘルタースケルター』が、沢尻エリカ主演で映画化されることが11日、わかった。同作は、「美」「名声」「金」「愛」の欲が入り乱れる芸能界を舞台に不器用な主人公の生き様と人間の性を描く衝撃作。実現までに約7年の歳月を要してもなお、「絶対に映画化したい」との思いを叶えた蜷川実花の監督第二作となる。
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個人的にも大好きな岡崎京子の作品の中で
一番好きと言えるのが
この「ヘルタースケルター」。



この漫画が遂に実写映画化されるらしい。



主演のりりこ役は沢尻エリカ。



本人もりりこ役を熱望していたらしく
まあ、このキャスティングは許容できる。



が、

監督が蜷川実花と聞いて絶望した。



$‥確率論的ひとりごと    




こりゃだめだ・・・(T_T)






蜷川実花は写真家であって映画監督じゃない。
美しい画は作れても、いい話はつむげない。


前作「さくらん」のような
原作をぶち壊すクソ映画になるだろう。


あと、沢尻が裸になろうが
ちっともエロさを感じないものになるだろうな。






「ヘルタースケルター」は
園子温監督に撮ってもらいたかった。






少なくとも
きれいな映像とかどうでもいいんで
原作に流れる本質をぜひ表現してもらいたいものだ。
(あのおばさんじゃ無理か)




本質とは何か


破滅と欺瞞です。


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岡崎 京子

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「笑いと叫びはよく似ている」


お話の冒頭にあるこの言葉が
すべてを象徴している。


これ最初見たとき
衝撃を受けた。




りりこに限らず
人間なんて生まれたときから
死に向かって歩き続けるもの。


それを幸せだとか愛だとか達成感だとか
そんなもので誤魔化して生きているに過ぎない。


大声で笑っていても
それはまた破滅に近づいたことへの
叫びに等しい。


すべて欺瞞・・・。






そう感じながら
生きていかざるを得ないりりこの悲しみ
・・・それを描かないと
単なるイカレ女の物語になっちゃう。