98%
個人的にアップル社というか
マックが好きではない。
iPhoneなんて一生涯買わないと思う。
なんだが
先ごろ亡くなった
スティーブ・ジョブズさんは凄い人だと思うし
尊敬する。

一言で彼を説明すると
「アップル社を創業して成功させた人」
ということになるんだが・・・
実はそんな単純な話じゃない。

↑
若い頃のジョブズは
トム・クルーズみたいだな。
彼のやったことを時系列に
箇条書きにすると、
・アップル社を創業し、マッキントッシュを生み出した。
・創業者でトップなのに、あまりの暴君ぶりにアップル社を解雇された。
・NeXTという会社を始めた。
・ピクサーという会社を作り、ハリウッド1のアニメーションスタジオにした。
・当時、ヤバイ状況に落ち込んだアップルに復帰した。
・iMacを世に出した。
・iPodを世に出した。
・iPhone/iPadを世に出した。
CEOとして彼の凄いところは
倒産寸前のアップル社を救うために
ライバルのMicrosoftから資金を引き出すという
ウルトラCを使ったこと。
普通はできない。
また当時、
違法コピーで悩んでいた音楽業界を説得し、
オンラインで音楽を売るという
新しいビジネスモデルを成立させたこと。
これも並大抵の交渉術じゃできない。
新商品を発表する際の彼のプレゼンは
ひとつのエンタテインメントでもある。
日本に来日して、
購入した手裏剣を持ち出そうとして
税関に止められたという
微笑ましいエピソードもある。
優秀な人間を次々と
ヘッドハントして働かせる能力にも長けていた。
しかし、
ジョン・スカリーによるジョブズ評にあるように
----------------
彼は放漫で、暴虐で、激しく、無い物ねだりの完全主義者だ。
彼はまた、未成熟で、かよわく、感じやすく、傷つきやすくもある。
そして精力的で、構想力があり、カリスマ的で、
さらにおおむねは強情で、譲らず、まったく我慢のならない男だ。
----------------
でもあり、
日本で言うところの「織田信長」的と評される。
そして
一番凄いのは
いつも着ている服が一緒であることw

まあもそれはさておき
スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ
は彼の「伝説のスピーチ」と言われている。
印象に残った言葉を
下記に引用してみる。
---------------------
未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない。
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても
将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと
信じなくてはならない。
自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、
とにかく信じること。
点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく。
そう信じることで君たちは
確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。
結果、人と違う道を行くことになってもそれは同じ。
信じることで全てのことは、間違いなく変わるんです。
---------------------
死は我々みんなが共有する終着点なんだ。
かつてそこから逃れられた人は誰一人としていない。
そしてそれは、
そうあるべきことだら、そういうことになっているんですよ。
何故と言うなら、
死はおそらく生が生んだ唯一無比の最高の発明品だからです。
それは生のチェンジエージェント、
要するに古きものを一掃して新しきものに道筋を作っていく
働きのあるものなんです。
今この瞬間、新しきものと言ったら
それは他ならぬ君たちのことだ。
---------------------
流石に
良いことを言う。
その伝説のスピーチは
”The Whole Earth Catalogue”という
今で言えばグーグルマップの元のような本を作った
スチュアート・ブランドという男が断筆するときの言葉で
締めくくっている。
「Stay hungry, stay foolish.
(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」。
ご冥福をお祈りします。
個人的にアップル社というか
マックが好きではない。
iPhoneなんて一生涯買わないと思う。
なんだが
先ごろ亡くなった
スティーブ・ジョブズさんは凄い人だと思うし
尊敬する。

一言で彼を説明すると
「アップル社を創業して成功させた人」
ということになるんだが・・・
実はそんな単純な話じゃない。

↑
若い頃のジョブズは
トム・クルーズみたいだな。
彼のやったことを時系列に
箇条書きにすると、
・アップル社を創業し、マッキントッシュを生み出した。
・創業者でトップなのに、あまりの暴君ぶりにアップル社を解雇された。
・NeXTという会社を始めた。
・ピクサーという会社を作り、ハリウッド1のアニメーションスタジオにした。
・当時、ヤバイ状況に落ち込んだアップルに復帰した。
・iMacを世に出した。
・iPodを世に出した。
・iPhone/iPadを世に出した。
CEOとして彼の凄いところは
倒産寸前のアップル社を救うために
ライバルのMicrosoftから資金を引き出すという
ウルトラCを使ったこと。
普通はできない。
また当時、
違法コピーで悩んでいた音楽業界を説得し、
オンラインで音楽を売るという
新しいビジネスモデルを成立させたこと。
これも並大抵の交渉術じゃできない。
新商品を発表する際の彼のプレゼンは
ひとつのエンタテインメントでもある。
日本に来日して、
購入した手裏剣を持ち出そうとして
税関に止められたという
微笑ましいエピソードもある。
優秀な人間を次々と
ヘッドハントして働かせる能力にも長けていた。
しかし、
ジョン・スカリーによるジョブズ評にあるように
----------------
彼は放漫で、暴虐で、激しく、無い物ねだりの完全主義者だ。
彼はまた、未成熟で、かよわく、感じやすく、傷つきやすくもある。
そして精力的で、構想力があり、カリスマ的で、
さらにおおむねは強情で、譲らず、まったく我慢のならない男だ。
----------------
でもあり、
日本で言うところの「織田信長」的と評される。
そして
一番凄いのは
いつも着ている服が一緒であることw

まあもそれはさておき
スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ
は彼の「伝説のスピーチ」と言われている。
印象に残った言葉を
下記に引用してみる。
---------------------
未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない。
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても
将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと
信じなくてはならない。
自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、
とにかく信じること。
点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく。
そう信じることで君たちは
確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。
結果、人と違う道を行くことになってもそれは同じ。
信じることで全てのことは、間違いなく変わるんです。
---------------------
死は我々みんなが共有する終着点なんだ。
かつてそこから逃れられた人は誰一人としていない。
そしてそれは、
そうあるべきことだら、そういうことになっているんですよ。
何故と言うなら、
死はおそらく生が生んだ唯一無比の最高の発明品だからです。
それは生のチェンジエージェント、
要するに古きものを一掃して新しきものに道筋を作っていく
働きのあるものなんです。
今この瞬間、新しきものと言ったら
それは他ならぬ君たちのことだ。
---------------------
流石に
良いことを言う。
その伝説のスピーチは
”The Whole Earth Catalogue”という
今で言えばグーグルマップの元のような本を作った
スチュアート・ブランドという男が断筆するときの言葉で
締めくくっている。
「Stay hungry, stay foolish.
(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」。
ご冥福をお祈りします。