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武将の肖像の話です。








武将とかに興味のない人には
本当にどーでもいい話だと思いますが・・・・









歴史の教科書にも載っていた
有名なこの肖像。


$‥確率論的ひとりごと    -源頼朝


鎌倉幕府を開いた
源頼朝です。




大抵の人はわかると思います。















ところがどうやらこれは、
少なくとも頼朝ではない、

足利尊氏の弟直義かもしれない
という説が浮上してきて、


それ以来
この肖像は、
源頼朝像ではなく

伝源頼朝像
と表記されているらしい。






なんじゃ、そら。






歴史の教科書で何回も見て
刷り込まれていたのに

いきなり
「あれは別人でしたわ、すんまへん」
って言われてもなぁ・・・。



直義も元々源氏だけど
鎌倉時代と室町時代とじゃ160年くらい違うのに
混同するもんかね。



不思議。






さらに、
もっと混乱させるのは
武田信玄の肖像。



一番有名なのはコレ


$‥確率論的ひとりごと    -武田信玄 嘘



少なくとも信玄はデブ、巨漢
っていうのがイメージ。


信玄を演じる役者も
そういう感じだったのに





この肖像は信玄でもなんでもなくて
(畠山義統であるという説)

本物はこっち↓だとか。

$‥確率論的ひとりごと    -武田信玄



さらに、
彼は労咳ほ患っていたというから

信玄は、デブではなく
痩せていたというのが今の説になっているのだが

いきなりそう言われても
イメージできない。










同様に

この肖像は、
ずっと足利尊氏だと思ってきた。

$‥確率論的ひとりごと    -足利尊氏

ところが
これもどうやら尊氏ではないと
ほぼ結論付けられている。



既に新しい教科書では
この肖像はただの「騎馬武者」としてしか
紹介されていないらしい。



ただの騎馬武者って・・・(´Д`;)


将軍から名無しへって
どんだけ降格扱いやねんな。






一説には
これは尊氏の家臣の
高師直であるとも言われている。




高師直とは、
足利尊氏の片腕として
鎌倉幕府打倒から室町幕府成立に至るまで
活躍した人物。



古典『太平記』に記される逸話や
後世の創作などによって
悪逆非道の烙印を押されているが


それは
歴史が生き残った者によるフィクション
であることを考えれば
事実かどうかは疑わしい。


むしろ
『太平記』の中でさえ
もっとも魅力的なキャラと思えるけどな。

尊氏の方が腹黒いよ。



師直は、
あの時代としては稀有な
神仏を畏れない現実主義者であり
従来の価値観を
簡単に捨て去ることのできる合理主義者。


いい意味で、
後の信長に通じる部分もある。




大河ドラマでは
柄本明が演じて

$‥確率論的ひとりごと    -高師直

なかなかいい味を出していた。







では、尊氏は
一体どんなツラだったのか、と。








足利市の菩提寺に現存する
尊氏の木像がこれ。


$‥確率論的ひとりごと    -足利尊氏



なんか・・・・
イメージ違うわ(・_・;)




武将っぽくない。




お公家さんみたいじゃんダウン