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プロ野球問題は
4.12同時開幕で解決したようですね。




日本全国に吹き荒れる自粛洗脳ムードで
被災地と関係ないところで
新たな犠牲を出す可能性があることに
違和感を覚えない人がいることに
背筋が寒くなります。




震災後の「自粛」という三次災害(人災)で
初の倒産会社が出たそうです。

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東京商工リサーチが23日明らかにしたところによると、イベント企画運営事業のビーアイシー(福岡市)は18日、福岡地裁に破産を申請した。
負債総額は約1億5000万円の見込み。
東日本大震災の影響で、今月予定していたコンサートが開催されず、資金繰りに行き詰まった。
商工リサーチによると、震災関連の倒産は初めてという。
ビーアイシーは1989年創業。
九州を中心に野外音楽イベントなどを手掛け、2003年12月期には売上高約4億円を計上。
しかし、長引く不況で業績悪化に歯止めがかからない中、人気ミュージシャン「INORAN(イノラン)」や「PENICILLIN(ペニシリン)」のコンサートが震災で開催できなかったことが響いた。 
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冷静に記事を読めば
1.5億の負債を抱えていた時点で
震災がなくても
いずれヤバい経営状態だったとも推測できるが・・・。

にしても
この震災によるイベント中止が
トドメを刺したことは否めない。


この会社に限らず
中小の会社は、たとえ健全経営してても
一ヶ月動かなかっただけで
大問題になることだって多い。

そして
そういう小さな会社が
日本の企業の大部分を占めている。


言い方悪いけど
綱渡りのような自転車操業で
毎月しのいでいるんだよ。




開幕延期しようが、試合をやらなかろうが
何億円も給料もらえる
プロ野球選手にはわからないんでしょうね。








地震でも津波でもない
自粛という三次災害のせいで

今後もこういった類似の倒産も増えるだろう。



自粛や延期だを念仏のように唱える人は
それによって誰かが路頭に迷う羽目になるということを
ちゃんと理解したほうがいい。


経済というのは
すべてつながっているんですよ。







信じられないのは
この記事に対する
大衆の書き込みの中身だ。


「被災地では消滅してしまった会社もある」


「被災地の会社は申請さえもできないんだぞ」








はあ?(`Δ´)







だから、なんなの?







呆れるというより
恐怖を覚える。




これだと

震災で被災した皆さんが大変な目にあっているのだから
それと同じくらいの事態が起きても文句を言うな。

という理屈と一緒。





それこそ
日本沈没ですよ。


自粛という津波で
日本中が崩壊してしまうよ。






自粛自体を否定していない。
だとしても、今の日本はおかしい。
いきすぎだと思う。





東京湾岸華火大会も中止だとか
浅草の三社祭も中止を検討しているとか。




野球だ、イベントだ
花火だ、祭りだ
そんなものはただの娯楽だ、
とか言ってる人さ・・・

そんな表層的なことじゃないよ。



そういうものの背景には
それによって家族を養っていかなければいけない
たくさんの人たちの人生が存在するんです。

そういうものがないと成り立たない商売で
毎日を生きている人がたくさんいるんです。


自粛を支持する人は
そういう人が死んでしまってもいいと
いっているようにしか思えない。





俺はね
ナベツネとか大嫌いだったけど
今回に関しては評価したい。

誰にどんなにボロカス言われようとも
こんなときだからこそ経済活動を止めてはならない
という気迫と責任感を感じる。






批判を恐れずにあえて言いたい。






自粛が被災地のためなどという理屈は
自己満足であり偽善にしかすぎない。

自粛すべきだという洗脳が
日本という国を死に追い込む。

今だけ我慢しろという
この「今だけ」の間に何人を路頭に迷わせるつもりなんだろう。




私には最近
「自粛」という言葉は
「生きることをやめろ」
と言っているように思えてきた。