小鋲などは、すぐ抜くことが出来ますが、三寸釘など大きな釘や、釘頭が無くなった釘はどうやって抜いていますか?

まず釘を抜く道具を紹介しましょう。

一番上は『バール』です390㎜から1200㎜まであります、主に解体用(家や建物を壊す時)の道具です。

以下『釘抜き』です120㎜から360㎜まであります。

写真下部(4種類)はミニ釘抜きと呼ばれ、小鋲などの小さな釘を抜く物です。

抜く釘のサイズによって選んでください。

 

中央にある黄色のグリップが付いている道具は『エンマくぎ抜き=エンドニッパ』と言う、針金や釘を切る工具です。

 

では 釘を抜きましょう。今回は300㎜のくぎ抜きを使用しました。

 

まず、潜っている釘はくぎ抜きを差し込んで(釘抜きの頭を玄能で叩く)頭を浮き出させます。

 

浮き出ましたら、釘の胴に釘抜きを打ち込み、抜いていきます。

このまま抜きますが、もし一回で抜けなかった場合は、一旦くぎ抜きをはずし再度、釘の胴に打ち込んで抜きます。

こうすれば、釘はどんどん抜けてきます。

釘抜きの差し込む部分(股の部分)は、両方が刃の様に造っているからです。

ですから

釘頭が無くなった釘でも抜けるんですよ!!

【釘頭が無い釘は、釘を浮かせる場面で、最初から釘の胴に打ち込んで浮かせます】

 

小さな釘(30ミリ前後)も同じ要領で抜きますが、くぎ抜きのサイズは小さ目なもの「230㎜位」を選んでください。

 

打ち損じた釘は、元の材木を傷めない様に、釘抜きの下に『当て木』をして抜いてください。

※抜いた釘は、真っ直ぐに打ち直して、また使えますよ!!