鉋を掛けると、サンドペーパーを掛けるより、表面がツルツルになります。色を塗るのがもったいない位にきれいに仕上がります。
しかし、それには条件があります。
中砥石、そして仕上砥石(人造砥石の場合)を使って、鉋の刃を丁寧に、しかも仕上砥石の粒度は出来るだけ細かい粒度で研がないと出来ません。
一般に売られている仕上砥石(3000番位)でもそこそこの輝きは出るのですが、8000番、10000番位の砥石で入念に砥ぎ上げると、より輝きのある表面に仕上がります。
天然砥石の場合は、また違ってきます。
番数が有りませんから、砥汁(砥いでいる時に出てくるねっとりした泥のようなもの)を流さないで、そのまま一緒に刃物を砥ぎ上げます。しかも砥ぎ上がり直前は砥汁だけで入念に、力をあまり入れず砥ぎ上げます。
私は、愛情を込めて時間をかければかけるほど、より良い切れ味になるような気がします。
一回挑戦してみるのも悪くはないと思います。