先月に続き村上春樹。
私はウィスキー愛好家ではないけども
旦那さんがウイスキーが大好きなので、
知識として馴染みがある。
 
バレンタインデーによさげなウイスキーを
送りたいので情報収集を兼ねて読んでみた。

こちらの本は旅のテーマにウイスキー。

聖地巡礼のエッセイ。

半分が写真で、30分で読了。
 
シングルモルトの聖地アイラ島と、
アイリッシュウイスキーのアイルランドの
 
職人の話
土地の話
住む人の話
飲む人の話....
(アイラ島の方が深め)
 
私は旦那さんがウイスキーを
ストレートで飲むことを心配していた。
度数が高くて、薄めて飲めばいいのに..。と。
その考えは今後は改めようと思った。
(シングルモルトに限る)
 
感動した箇所があったのでほぼそのまま引用
 
「みんなはアイラウイスキーについて
細かい分析をする。略
確かにこの島では上質な大麦、素晴らしい水、
ピートも香り高い。
でもそれだけじゃ、ここのウイスキーの
味は説明できない。略
ここに住んで、ここに暮らしている俺たちが
この味を作っているんだよ。
人々のパーソナリティと暮らしぶりが
この味を作り上げている。
それが一番大事なことなんだ。
日本に帰ってそう書いてくれ。
俺たちはこの小さな島で
とてもいいウイスキーを作っているって」
 
まさか、旅行記で泣くとは。
スコッチウイスキーにはロマンを感じるんですよね。
相まって、涙腺に来ました。
 
最後に筆者が書いていたけれど、
お酒は産地で飲むのが一番おいしい。と。
旅を終え、家でお酒を飲みながら味を思い出す。
だから、旅は良い。
 
こちらの本は1999年(平成11年)に刊行されたとの事。
変わらぬ良いものがメインであるので、まったく古さがない。
きっと今も、同じ風景でウイスキーがつくられているのかな。
当時、アイラ島に蒸留所が7つと紹介されていたけれど、
今は2つ増えて、9つ。
2018年創業のアードナホー蒸留所のお酒は
どこで買えるのかと調べていたら、
本書にガイドとして登場していた
ジム・マッキュエン氏が!!!
(当時はボウモア蒸留所マネージャー)

アードナホー蒸留所創業の協力者のようですね。

偶然で、驚きました。

自社ウイスキーの販売は行っていないというようなので、

どこかのスコッチウイスキーに入っているかな。

ブレンデッドウイスキーの

隠れた名酒を探すのも楽しいですよね。

 

本書の中では幻の蒸留所「ポートエレン」の記載があったけど、
あるのかな、ないのかな。
 
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さて、バレンタインデーには
アードベギャンにアードベックをと考えていたけど、
本書に出てきた蒸留所の一つ、ボウモアと、
 
昨年の夏旅行の
宮城峡を。
飲んで、思い出すね。
だから、旅は良いね。
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私、ウイスキー飲まないんだぜ。
(氷結レモン500ml!!!)