涼宮ハルヒの消失:谷川流(ながる)先生
登場人物
涼宮ハルヒ
キョン
古泉一樹(こいずみいっき)
朝比奈(あさひな)みくる
長門有希(ながとゆき)
朝倉涼子(あさくらりょうこ)
鶴屋さん
国木田
谷口
シャミセン(猫)
キョンの妹
あらすじ・・・「涼宮ハルヒ?それ誰」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言う事もないだろう。
だが他のやつらもハルヒなんか最初からいなかったような口ぶりだ。混乱する俺に追い打ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・朝倉涼子だった!どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。
(本のあらすじより抜粋)
部室棟、通称旧館にある、文芸部部室
SOS団の活動場。物語は、涼宮ハルヒの、ここでクリスマスに鍋パーティーをしようっ!!!!と言う話から始まる。
あの・・・誰もが一度は見たら・・・聞いたら、忘れようったって中々忘れられない、強烈な個性を持ったキャラの持ち主。変人とか言われている、涼宮ハルヒ。その存在を、皆が知らないと言うのだ。しかも一人や二人じゃない。クラス皆がだ。
キョンだけが、涼宮ハルヒの存在を知っていて、後の皆は忘れている、というかはなからいなかったような感じになっている。
古泉は、超能力者
長門は宇宙人
朝比奈さんは未来人だったはず・・・
だが、普通の人になっていたのだ・・・
長門は単なる読書好きの眼鏡っ娘になっていたし
朝比奈さんは見知らぬ上級生
古泉なんかはどこで学生をやっているのか北高に転校もしてきていない
ハルヒはおらず、古泉もおらず、長門と朝比奈さんは普通の人間で、SOS団なんてものは影も形も存在しない
エイリアンもタイムトラベルもSPもなしだ
ましてや猫が喋ったりすることもない。
非常に普通の世界である。
俺はいま幸せなのか?
今思えば・・・キョンは、いやいや、SOS団の活動をしていた。
涼宮ハルヒによって作られた部活動だ。
そして、SOS団達は、涼宮ハルヒによって、宇宙人、未来人、超能力者になってしまったのだ。
巻き戻せるなら、最初に戻したい・・・
とぼやいていた、キョン。
だが、いざそうなってみると・・・
異常な非、日常がいつの間にか当たり前の日常になっていて。
キョンの生活に溶け込み過ぎていて・・・
俺は・・・もう一度あの奴らに会いたいと思っていた・・・
そう、その日常が誰かによって作られたものだとしても・・・
そこには、幸せはあるのか?
そう、思いなおさせてくれる作品でもある。
キョンは散々、悩みに悩んだ。
勿論、このままの生活で新たにスタートするのもありかとも思った。
だが、答えは同じ。
前のおかしな奴らに会いたいのだ。
キョンは。
プログラム起動条件、鍵をそろえよ。
最終期限、二日後
その間にあれやこれやがあり。
朝倉はクラスの人気者。朝比奈さんは手の届かない上級生で長門はたった一人の文芸部員。
光陽園学院 下の駅前の高校お嬢さん学校までもが変わっていて、バリバリの進学校になっていた。
突然、パソコンが起動する。
YUKI.N
これをあなたが読んでいる時、わたしはわたしではないだろう。
緊急脱出ープログラム。
これが。このパソコンが。
このプログラムが起動するのは一度きりである。
実行ののち消去される。非実行が選択された場合は起動せずに消去される。
Ready?
キョンは、この瞬間悩んだ・・・
違う高校に行ってたハルヒと古泉
未来人じゃない朝比奈さん
何も知らない長門について考えて
俺が考えるべきはそんなことではないことを再確認する。
確かなのは、俺がこの世界から脱出したいって事だ。すでに馴染みとなって俺の日常に組み込まれたSOS団とそこの仲間たちと再会したいのだ。
キーワードは三年前の七月七日
その間にあれやこれやがあり。
これ以上はネタバレになるので控えさせて頂きますm(__)m
誰もが一度は思うであろう・・・
今の人生やり直せたら・・・どんなに良いか・・・
それを考えさせてくれる、素敵な作品です☆彡
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(__)m