数年前からネットで拡散されているこの情報。

 

具体的にいうと風呂のサーモ水栓を40℃設定で使ってると水栓が壊れるらしいです。

たちが悪いのが住設関係とか工務店とか自称プロを謳ってること

「業界では有名な話なんですがー」とか言ってるけど俺聞いたことなかったよ。

ガチプロの僕からいうと工務店の人間、設備屋、水道屋、ガス屋。

素人に毛が生えた程度の素人です。

そんな素人がエンドユーザーにプロ気取りでガセを流すってどうなんですか。

 

 

ティックトックだったりユーチューブだったりネットのサイトなりで微妙に違ったりするけど、大体は同じ

簡潔に書くと

①サーモ水栓はお湯と水を混ぜてお湯を出します

②給湯器が40℃設定で水栓のハンドルを40にしてると、水栓がお水混ぜて良いのかどうかわからなくなり壊れる

 

 

らしいです笑

 

そもそも意味が分からないのですけど、なんで給湯器から40℃の湯が来て水栓ハンドルが40℃だと水を混ぜていいかわからないのだよ

 

混ぜなければいいじゃん

 

大体こういう動画は結論42~45℃くらいにしてくださいって話なんだけど

 

いやいや給湯器の温度42℃にしても水栓ハンドルをちょっとお湯側に回したら同じじゃん。

 

だったら40℃にしたら壊れるじゃなくて給湯器の設定温度と水栓の温度を同じにして使うと壊れるってのが正解じゃないのか。

 

例えばね、彼らの主張は42℃どかだったら大丈夫とのこと

 

42℃のお湯がサーモ水栓に来ました。サーモ水栓が「あ、42℃のお湯が来たな」と考え、水を少し混ぜて40℃で出湯するということですよね?

そんなサーモ水栓くんが40℃にしたとたん

「あ、40℃のお湯が来た、温調ハンドルも40℃だ。これは水を混ぜて良いのかだめなのかどっちなんだい。あああああああああああ」

 

 

ボン!!!!!!!!

 

て壊れるの?

 

ビビるよね。

 

ちなみにTOTOさんでは2021年だか2022年くらいにこの件についての回答で給湯器の温度を40℃に設定したことによって水栓が壊れたという報告は一件も報告無いというブログを以前見ました。

 

ではなぜこんなガセが出るのか(他のメーカーは知らんのでガセとは言えない)

 

おそらくサーモ水栓の説明に必ず書いてあるのが、給湯器の設定温度を50~60に設定してくださいという文言が必ず書いてあります。

これはあくまで水栓ハンドル側の設定温度をちゃんと出すために給湯器の温度を上げてねって意味だけど、これが独り歩きして給湯器の温度高めに設定しないと壊れるという都市伝説になったと思います。

 

ちなみに実際にはどうかというと給湯器の温度を上げないと実際に出てくるお湯の温度がぬるいというのはあります。だから水栓メーカーは温度を高くしろと言います。これもメーカーによって結構変わります。別に故障するわけじゃない。

 

40℃設定でハンドル40度でほぼほぼ40度で出る水栓もあるし

37℃くらいで出てくる水栓メーカーもある

 

ちなみに僕は43℃で使ってる 好きな温度にすればいいじゃないんですかね。