鎮痛剤・オピオイドによる薬物汚染の闇
フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿
2月1日(木)[BS]午後9:00
いまアメリカで、
オピオイドと呼ばれる鎮痛剤の過剰摂取によって毎年8万人が命を落としている。
オピオイド危機は、なぜ始まったのか?
恐るべき薬物汚染の闇を追う―
2016年に亡くなったプリンス。
2017年に逮捕されたタイガー・ウッズ。
いずれもオピオイド系と呼ばれるアヘンから生成・合成した鎮痛剤を常用していた。
いま、アメリカでこの鎮痛剤の過剰摂取による死者が
年間8万人を超えている。
前大統領トランプはこの事態を「オピオイド・クライシス」と名付け、
公共衛生上の非常事態宣言を発出した。
オピオイド危機はなぜ始まったのか?
アメリカで広がる恐るべき薬物汚染の闇を追うー
2016年に亡くなったミュージシャン、プリンス。
2017年に逮捕されたプロゴルファー、タイガー・ウッズ。
ふたりはオピオイドと呼ばれる鎮痛剤を常用していた。
オピオイドとは、麻薬アヘンから生成・合成した鎮痛剤の総称。
いまアメリカで、年間8万もの人々がオピオイドの中毒や過剰摂取によって
命を落としている。きっかけは1996年に発売された、ひとつの鎮痛剤だった
それまで末期がん患者などに限って使われてきた医療用麻薬オピオイドを、
ある製薬会社が
「中毒のリスクは低い。腰痛や関節痛など一般的な痛みにも使える」と発売、
一気に広まった
やがて医師の処方通りに服用して薬物中毒になる患者が相次ぎ、
さらには簡単に手に入る麻薬として乱用する者が続出した―
【語り】吉川晃司
[NHK BS]
2024年02月01日 午後9:00 ~ 午後9:45 (45分)