こんや11時25分~
MBS/TBS系 #情熱大陸
狂言師/野村萬斎 ・裕基
今年、2人は舞台 #ハムレット に挑んだ。
主役を息子・裕基が演じ、
萬斎は、演出・構成を担いつつ二役をつとめる。
厳しい演出の奥にあるのは
「芸の世界を広げることで
狂言を今に生きるものにする」こと。
父と息子の3か月の格闘を見つめた。
狂言師/#野村萬斎
の #情熱のコトバ
能狂言のためだけの能狂言ではなくて
もっと大きな芸術文化のための
能狂言というような
発想をしないと
(発想)するのが好きだし
しないと 狂言や能の発信力が
他に置いていかれてしまうのではないか
#情熱大陸
放送25年 特別シリーズ「不屈」③
◆伝統を“受け継ぐ側”は父となり“繋ぐ側”へ!
息子が挑む初の舞台『ハムレット』苦悩の先…
己の芸を広げ狂言を「今」に生きるものに
伝統芸能の役者の中でも群を抜く存在感を放つ野村萬斎。
1998年、当時32歳だった彼は第8回『情熱大陸』に登場。
「狂言は呼吸し…笑う」と
狂言を“今”に生きるものにする努力の日々を見せてくれた。
以降、能・狂言の枠を軽快に乗り越え、
演劇・映画・テレビと幅広く活躍。
そして今年、父・萬斎と息子・裕基は舞台『ハムレット』に挑む。
萬斎自身も24歳と37歳の時、
主役ハムレットを演じたが今回演じるのは、息子・裕基。
3歳から狂言の舞台に立ってきた裕基にとって、
今回の『ハムレット』は初めて挑む現代劇。
膨大で難解な台詞が多いばかりか、狂言とは勝手が違うことばかり。
演出・構成を担う萬斎は
「芸の世界を広げることで、狂言を今に生きるものにする」と、
自分がつかみ取ってきた感覚を、息子へとつなぎたい思いで苦悩を見守る。
伝統を<受け継ぐ側>から<繋ぐ側>へ。
狂言の<歴史>と、今に生きる<芸>―父と息子の3ヶ月の格闘を見つめた
プロフィール
【野村萬斎(まんさい)】
1966年4月5日生 東京都出身。
「狂言ござる乃座」主宰。東京藝術大学客員教授。
野村万作の長男。
祖父・故六世野村万蔵及び父に師事。東京藝術大学音楽学部卒業。
3歳の時に『靱猿』で初舞台。重要無形文化財総合指定保持者。
94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英、シェイクスピアを学ぶ。
国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する。
プロフィール2
一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、
古典の技法を駆使した作品の演出などで幅広く活躍。数々の賞に輝く。
2002〜2022年3月 世田谷パブリックシアター芸術監督を務めた。
プロフィール3
【野村裕基(ゆうき)】
1999年10月9日生 東京都出身。
野村萬斎の長男。祖父野村万作及び父に師事。慶應義塾大学法学部卒業。
03年、3歳の時に『靱猿』で初舞台。
21年『ソロモンの偽証』でドラマ初出演。
Netflix制作のアニメーション映画『ブライト:サムライソウル』では
主人公・イゾウの声を勤めた。
22年狂言修業課程の卒業論文とも言える『釣狐』を披く。
4月16日 日曜 23:25 -23:55 TBS