沖縄中が怒りに包まれた米兵による少女暴行事件。
罪を犯しても基地に戻れば逮捕できない日米地位協定の壁。
そのうねりは日米を揺るがす外交問題へ。
あの時、沖縄で何が…
 

 

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周囲を住宅に囲まれた米軍・普天間飛行場。

1995年9月に起きた米兵による事件は、

沖縄の人々の怒りを爆発させ、この基地の存在をも揺るがした。

 

米国防次官補として、一連の交渉にあたったジョセフ・ナイ。

この年、米軍の東アジア戦略報告をまとめたナイは、

日米安保を堅持する立場から、日米地位協定は改定せず、

運用を改善する方針で対応した。

 

日米地位協定をめぐる交渉の日本側の担当者のひとり、

防衛局長・秋山昌廣(当時)。

沖縄の怒りの大きさに、米国の謝罪のみでは済まないと直感、

後に普天間基地の返還合意へとつながる、

沖縄の米軍基地の整理、縮小を検討する特別委員会の開催を提案する。

 

事件に抗議し、8万5000人もの人が集まった

「県民総決起大会」でスピーチに立った仲村清子。

当時は17歳の高校生だった。

あれから25年、アメリカと対等につき合える

関係になりたいという思いは、今も変わらないという。

 

1995年、沖縄に衝撃を与えた米兵による少女暴行事件。

沖縄県警は容疑者の身柄引き渡しを要求するも

米軍は日米地位協定をたてにこれを拒否。

 

卑劣な犯人を逮捕できない事態に県民の怒りが爆発、

協定の見直しと米軍基地の整理縮小を求める運動に発展した。

その後、日米政府は米兵の凶悪事件に関しては運用改善に合意。

さらに普天間基地の返還が決まる。

あの時、沖縄は何に怒ったのか?

県・日米両政府の駆け引きを関係者が明かす。

 

 

 出演者ほか【司会】松嶋菜々子,【語り】濱田岳

 

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2020年1月21日(火) 午後9:00~午後10:00(60分)