わくわく通信 5月③ | 和久洋三のわくわく創造アトリエ 覚王山プレイルーム活動報告ブログ

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5月3週目(5/21~5/24)

5月3週目の活動は、木端(WAKU-BLOCK30,45をつくる際に出る端材)
を使った車づくりでした。

形のテーマは「円柱」で、ねらいは
円柱の動的要素を体感することでした。

導入では絵本「のりものいっぱい」(さく:柳原 良平)を読み、
ケルンブロックA1(立方体)で乗り物や動物に見立てたり、
高く積んだり、横に並べたりして遊びました。
クラスによってはWAKU-BLOCK 45 円柱(1/2厚)と
平板をベースにして車をつくって遊んだりもしました。

タイヤは形で表すと円柱(円筒)で、前回の活動では
円柱(円筒)を転がして遊びました。
その遊びの中で円柱(円筒)の動的要素を体験し、
タイヤとの関係性を感じとれるようにしました。

造形活動では作品の見本を子どもたちに見せると
目が輝き出しました。
今回は「車」というみんなが知っている具象物であり、
自分で動かすことができるというとても魅力のある作品ですので、
「つくりたい!」という気持ちと「わくわく感」がガンガンと
伝わってきました。

手順としては、まずは車のタイヤ(円柱のパーツ)を
ベースの板に付けます。
次に、木端をベースの板の上に貼り付けていきます。

今回の作品は具象物なので、より多様な作品になるように
様々な木端を自由に選択し、貼り付けられるようにしました。

貼り付けをしていくていく過程では、
積木遊びの経験値が深い子とこれからの子では、
バランスの取り方や木端の組み合わせ方が
異なってくるのかなと思いました。
これからの子は純粋に積んだり貼り付けることを
楽しんでいるように感じ、
経験の深い子は積んだり、貼り付けることを楽しんでいるのは
同じでも、全体のバランスが調和するように貼り付けたり、
まるで積木のようにピッタリと貼り付けていました。
造形活動でも積木遊びの経験が活かされているのですね。

木端が貼れたら全体を白塗りしてから
リキテックスで彩色して、思い思いの多様な車ができました。

ちなみにこの車の作品は、6月3週目の積木の活動で取り入れて
遊びたいと考えていますので、お楽しみに☆
                                  
                                                           吉川 祐貴

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【今週の童具】

・ケルンブロックA1(立方体)          ・WAKU-BLOCK 45 円柱

・WAKU-BLOCK 45 平板            ・WAKU-BLOCK 45 円柱(1/2厚)