今回のお題は人物画です。
以前から、人物画をかくのなら女性の美しさを表現できるようになりたいと思っていました。
しかし、どうやって女性の写真を入手するかが大きな問題でした。
インターネットから入手するとSNSに載せる際に肖像権の問題がややこしそうなので、やめておいた方がよいと思いました。
そこで、10月からピラティスを習い始めていたので、ピラティスの先生に絵を描くのにいい写真はないかと聞いたところ、ちょうどいい写真があるので絵のモデルとして使っていいとの許可を得ることができました。
また、モデルの方からできた絵をSNSにアップしてもよいと許可をいただきましたので、この1ヶ月で描いたピラティスの先生の絵を載せることにしました。
まず、写真を印刷して2cm間隔でマス目を描きました。絵を描く画用紙にも同じように2cm間隔のマス目を鉛筆で薄く書きました。顔の部分は1cm間隔にしました。
このマス目を頼りに顔、髪の毛、体、服、腕の輪郭を描きました。
マス目に沿って輪郭を描いた絵
フムフム・・・こんな感じかな
次に、マス目を消して体の影を付けていきました。
鉛筆画ですので、写真を白黒で印刷したもので影の具合を参考にします。
体部分に影を付けた絵
おお、なんだか急に体部分が立体的になって来たぞ
次に顔を書いていきます。目は特に重要でほんの少しの差で別人になってしまう可能性があるので、目の周辺はトレーシングペーパーを使って慎重に慎重に書きました。
顔の部分にも影を付けた絵
目以外のところを中心に影を付けました。
少し濃いかな・・・
次に髪の毛を描きました。髪の毛は1本、1本鉛筆で書いていきます。
全体を少し書いたところで、10Hの鉛筆(とても固い鉛筆)で口の横周辺の髪の毛先を書きました。
10Hで描いた部分は線をを重ねていくと黒くならずに白いままで残るので、光が当たっているように見えます
髪の毛を描いた絵
髪の毛を描いたので、顔の影が目立たなくなってきました。
次に肝心な目の部分を塗っていきます。瞳の光が反射している部分は先の丸くとがった木で髪をへこませ黒い色がつかないようにしました。
黒目も全体にただ黒く塗るだけでなく、瞳の淵と瞳孔部分は黒く、その他の部分は少し薄めに塗って強弱をつけました。
瞳を黒く塗った絵
瞳を書くと一気に人っぽくなってきました。
髪を描いたことで顔の凹凸が分かりにくくなったので、さらに影を強調するようにつけていきます。
顔の影を強調させた絵
だいぶ凹凸が分かるようになっていましたが、先生からはもっと強調してはどうかとアドバイスをいただきました。
まだか
白目部分も少し暗くしさらに特に目元と鼻周辺の影を強調しました。
さらに顔の影を強調させた絵
おお・・・先生すごい
さっきよりも良くなっています。
後は、細かな部分を修正してサインを今回から「Kakunosuke」ではなく『KaKunosKy』と入れて完成です。
新しいサイン
完成した絵
細かい部分では似ていないところもありますが、モデルの方のやさしさが表現できたいい絵になったと思います
完成した絵はモデルになっていただく際にプレゼントするお約束をしていましたので、モデルの方に受け取っていただきました
次の絵のお題は立体です。もうすでに描き始めているのですが、キャラクターの置物にしてしまったために、著作権等がありますのでブログに載せられません。
その次をお楽しみに