新年を迎えてから約1ヶ月後のある寒い土曜日。
久しぶりのスーツ、そして踊る大捜査線の織田いや、刑事コロンボのようなコートに身を包む、現会長K氏を筆頭に集いし初期メンバー4人は相鉄線に揺られていた。
「最近どうよ?」(メンバー)
「角だな」(会長)
この一言がメンバー全員の心の奥底まで響きわたった。
「そうだ、角飲みに行こう!!」
M副会長は叫ぶと、みなとみらい線日本大通り駅の構内にあるコンビニへと駆け込んだ。
その10分後、平日はサラリーマンが行き来し、OLが旨いランチを追い求め走りまわっているであろう関内の中心地で「角」を飲む4人がいた・・・
そう、空きっ腹の胃に沁み込むこの至極の1杯が、この後待ち受ける最初の試練に立ち向かう為の1杯だったことにも気付かずに。。。
<続く>
